「復讐の赤線~恥辱にまみれた少女の運命~」は葉山いずみさん、慶優さん、ユーナさんの作品です。
2.復讐の赤線【第102話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・柵(しがらみ)
修からの質問に、頼子はきっぱりと答えました。
それは、復讐をやめることでした。
迷いのない目で話す頼子に、修は詳細を聞きます。
それに対して、頼子は今後の展望について答えました。
それは、いずれ消えてしまう赤線を前に、ここで働く従業員もまた今後の未来を描いているように、自分もまた昔に執着するよりも、先について考えなければならない、と考えたことでした。
蘭子は、自分で店を構え、夢子は出身に帰るようです。
一件頼子の考えを快諾した修でした。
しかし、修は頼子もまた、篤人のように俊人を考えず行動しようとしている、と突きつけます。
「俊人」という言葉に、はっと自分の心を見つめ直す頼子。
俊人を見放した、と捉えた修はそれでも頼子にある情報を流します。
それは、閉じ込められていた俊人をかくまっていることでした。
結婚を妨害されることを恐れて俊人を閉じ込めていた鴻池家は、用済みとなった俊人を突き放しました。
現在、俊人の状態は非常に悪い、と修は話します。
全て篤人の指示によって、不健康な身体となってしまった俊人を修は哀れみます。
兄弟でもここまで残虐にできるのが不思議、と淡々と話す修に頼子は、食いつきました。
俊人の容体がどれだけひどいものか、聞こうとする頼子に会う状態ではない、と修は答えます。
修の言葉から、頼子は薬の影響のためかどうか、聞きました。
修は、そうだろう、と言います。
少し言葉を失う頼子は、修にやはり俊人に会いたい、と伝えました。
・You?
楼(みせ)を出た修を待っていた藤原。
藤原は、頼子と何の話をしたのか、修に聞きました。
藤原の質問に答える前に、修は不敵に笑います。
そして、頼子を性別だけを表す言葉を用いて呼び、頼子の弱みを掴んだことを話しました。
頼子は、すでに杉山家に対して何の未練もないが、俊人にはまだ心残りがあることを修は見抜きました。
その理由は、「俊人」という言葉に過剰に反応する頼子の態度から読み取ったようです。
頼子が篤人ではなく、俊人に心中していることを考える修。
修の話を聞きながら、やはり自分の思いだけで行動する女という生き物に、藤原は辟易とします。
予定通りな動きをしない頼子を策戦から除外すべき、と藤原は修に言いました。
それに対して、修は未だに頼子を慕っている篤人を確実に仕留めるためには、頼子を手放すわけにはいかない、と話します。
そして、虚実を伝え頼子の恨みを篤人にぶつけるよう、修は仕組んでいました。
修の計画を聞いた、藤原は修の悪い企みを持ち上げます。
しかし、内心は頼子に対して嫉妬する藤原。
無計画に動く頼子を見下した藤原は、頼子を利用しなくても修の復讐を完遂させてみせる、と気持ちを昂ぶらせました。
そんな藤原は、改めて次の復讐対象が、恵子であることを修に再確認します。
タイムでも計っているかのように、一心不乱に突き走る鬼と化した恵子は、頼子を潰す気持ちを抱えたまま叫びました。
3.復讐の赤線【第102話】感想と次回【第103話】考察予想
これまでは、頼子を中心とした復讐でしたが、今では頼子を取り囲む人物たちの復讐となってきました。
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4.まとめ
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