「復讐の赤線~恥辱にまみれた少女の運命~」は葉山いずみさん、慶優さん、ユーナさんの作品です。
2.復讐の赤線【第105話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・兄妹揃って玉の輿?
藤原の「抱いてしま・・・」の言葉に、落ち込む恵子。
その理由は、恵子の心中にはまだ、篤人への想いがあったためでした。
恵子の心の中で描く、輝かしい篤人の姿。
裸の身体を布で隠し、自分と反対の方向を向く恵子の気持ちを聞いた藤原は、謝りました。
恵子の少し波ついた髪をすくい上げながら、無理矢理にでも恵子が欲しかった、と藤原は話します。
すでに、恵子にしか眼中のない藤原は、自分の想いを話しすすめます。
それは、初めて赤線で出会った事を数えても、まだ数回しか顔を合わせていない恵子の存在に、夢中であることでした。
くすぶるような甘い言葉と自分の容姿を褒める藤原の声に、顔を火照らせる恵子。
そんな恵子に、寂しさを埋めて欲しい、と藤原は話します。
しかし、恵子は藤原の身勝手な行為によって、一度も開通したことのない穴が破れてしまったことを気にしています。
その理由は、まだ結婚をするわけでもないのに、先に純血を失ってしまったことで体裁が悪いためでした。
恵子に一生尽くす想いで行為に及んでしまった藤原、しかし、かえって傷ついてしまったと話す恵子の言葉で深く謝罪します。
そして、そんな自分を犯罪者として訴えてもらっても構わない、と寝台から降ります。
藤原は、たとえ警察に連れて行かれたとしても、恵子と身体を一つにできたため悔いはない、と言いました。
「警察」という言葉に、そこまでではない、と身体を起こし、胸を布で隠しながら藤原に向き直る恵子。
確かに、警察が絡めば騒ぎになるため、と恵子の気持ちを汲み取った藤原は、それならば命を消すことで解決させる意思を見せました。
恵子と一線を越えることができたため、心残りがない、とカーテン超しに外を眺める藤原。
自分に対する熱い想いが本当かどうか恵子は確かめます。
愚問のように、恵子が唯一の女性であることを藤原は伝えました。
その言葉を皮切りに、布を脱ぎ捨て裸のまま寝台を降り、藤原の背中に抱きついた恵子。
顔と胸を押しつけながら、そこまで自分に対して気持ちがあるならば、正式に「結婚」という形をとってほしい、と恵子は話します。
結婚前に、すでに男性を知ってしまった身体のままでは誰にも貰ってもらえず、世間からも疎まれてしまう、恵子はそう判断したようです。
恵子の言葉を聞いて嬉しさのあまり振り向く藤原。
裸を見られないように、恵子は思わず藤原の目を両手で押さえました。
絶対に金銭的に困らないような家庭にしてほしい、と藤原に恵子はお願いします。
快諾する藤原は、恵子を抱きしめ必ず幸せにする、と言いました。
恵子の肩に顔を置く藤原の目は、怪しい光を見せます。
・久しぶり!
似たような外観の建物内の窓には鉄格子がはめられた一室にて、安らかに眠る俊人の姿。
そんな俊人を部屋の扉から伺いつつ少し微笑む修は、そのまま扉を閉めました。
部屋の扉は重く軋むような音がします。
3.復讐の赤線【第105話】感想と次回【第106話】考察予想
本当の復讐が始まる予感がします。
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4.まとめ
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