「復讐の赤線~恥辱にまみれた少女の運命~」は葉山いずみさん、慶優さん、ユーナさんの作品です。
2.復讐の赤線【第108話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・ずっとそばに
空を見つめる俊人は、頼子の声に反応するかのように、言葉を発します。
必死な思いで、頼子は俊人に声をかけ続けます。
そんな二人の背後で、芳子と修は驚いていました。
その理由は、中毒になってしまい健常だった頃の記憶が失われたと思われた俊人が、頼子を覚えていたためです。
それを意味するのは、俊人が頼子だけを記憶に残していたこと、と夢子が呟きます。
頼子に会えた気持ちを話し出す俊人。
しばらくの間、頼子と共に過ごすことができなかった、と意味の分かる言葉を俊人は話しました。
俊人が来ないため、気を揉んでいたことを頼子は、俊人の手を握りながら気持ちを伝えます。
会いに行けなかったことを謝る俊人は、まるで楼(みせ)にいるかのように、頼子に注文しました。
それは、支払いができるため明け方まで一緒にいたい、ということでした。
しかし、俊人はやはりそれを否定しました。
その理由は、朝までではなく、自分を二度と孤独にさせないで欲しい、という願いへと変貌したためです。
そう言いながら、見開いた目から大量の涙を流す俊人。
驚いた頼子は、横たわったままの俊人を抱きしめ、約束しました。
孤独にさせてしまったことを謝る頼子。
そんな頼子に、常に近くにいてほしい、と渇望する俊人。
頼子は、俊人の願いを聞き入れます。
・知る権利
急に静かになった俊人を頼子は、心配しました。
修は、いつもと同じように眠っただけ、と説明します。
そんな二人のやり取りに驚かされた修。
なぜなら、これまで俊人は言葉どころか、意思を見せることがなかったためでした。
俊人にどのような治療をしても戻らないのか、頼子は修に問いかけます。
つぶれてしまった頭は戻ることがないため、昔のような俊人に戻ることはない、と修は伝えました。
修の話を聞きながら頼子は、もっと早く俊人の異変に気づくべきだった、頼子は悔やみます。
涙を流しながら、以前自分に向かって微笑みかけていた俊人を頼子は、思い浮かべます。
俊人を救えなかった自分を責める頼子。
頼子のせいではない、と涙を拭うための布を夢子は、渡します。
それでも、常にそばにいた自分が、俊人の異変に気がつかず、容態を悪化させたことに辛い気持ちになる頼子。
そんな頼子の気持ちを芳子は、一蹴させます。
それは、二人がお金を介した関係だけであるため、気にする必要はない、ということでした。
いくら泣いても俊人は戻らず、楼(みせ)で働く女として泣き止むよう頼子に、芳子は諭します。
しかし、頼子にとって俊人が気になる存在であるため、たやすく見切ることができない、と夢子は頼子を庇いました。
そのことを理解していた芳子。
しかし、それ以上に気になることがある、と芳子は修を見ます。
修に聞かなければならないことがある、と言葉にする芳子。
芳子の視線を感じた修は、重い口を開きました。
本来なら、全てを話す思いがなかった修。
しかし、かなり深くまで頼子を誘いこんでしまったことから、自分の生い立ちを修は、話し始めます。
3.復讐の赤線【第108話】感想と次回【第109話】考察予想
いよいよ、修の過去が明らかになります。
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4.まとめ
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