「復讐の赤線~恥辱にまみれた少女の運命~」は葉山いずみさん、慶優さん、ユーナさんの作品です。
2.復讐の赤線【第114話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・誉れ高き血族
結婚式が終わったあとに、王親(きみちか)に聞いてみることを篤人に勧める小百合。
その内容は、二人が結婚する運命だった、という詳細についてです。
視野に収まることができない鴻池家の邸宅に、小百合と共に訪れる篤人。
王親(きみちか)と牡丹、小百合の両親を前に篤人と小百合は、座ります。
さっそく本題に入る王親(きみちか)。
それは、篤人の本当の両親が西条家であることでした。
篤人が、本当の両親について何を知っているか、問いかける王親(きみちか)。
しかし、篤人は何一つ知らないことを恥ずかしい、と思いつつ話します。
唯一、知っていることといえば、小百合が話した両親の名前が父、栄一と母、京子ということでした。
篤人の言葉を聞いた牡丹は、西条家が素晴らしい血縁であることを伝えます。
家柄だけてはなく、性格や品位も優れ、誰にでも好かれる人物だった、と牡丹は話します。
さらに、栄一はその中でも優れた才能の持ち主であり、京子もまた王親(きみちか)と牡丹にとって目指すべき人格者であったようです。
そんな二人は、なかなか子供に恵まれず苦労した末に、篤人を授かることになりました。
しかし、篤人が生まれた直後、栄一は交通事故にあい帰らぬ人となった、と牡丹は泣きながら話します。
そして、京子もまた数ヶ月後に病気で亡くなってしまった、と牡丹は伝えました。
これまでとは少し違った態度を見せながら、牡丹は語ります。
それは、二人が亡くなったことで廃れた一族である杉山家が、篤人を養子に迎え入れたことでした。
・執着と支配欲
栄一に兄弟はおらず、栄一の父親もまた高齢だったため、篤人を世話する血筋がいなかった、と牡丹。
自分たちが、篤人の面倒を見る、と考えていた牡丹ですが、穢らわしい杉山家に先を越されたことに、嫌悪を抱きます。
篤人を引き取り、西条家の復活を考えていた牡丹に、王親(きみちか)は過去を振り返っても仕方がない、と言います。
結果的に、鴻池家の血を引く小百合と結婚したことに、誉れを抱く王親(きみちか)。
牡丹もまた、尊敬していた西条家が小百合の夫となったことに感無量でした。
自分を褒められることに、素直に喜ぶ篤人。
隣で聞いていた小百合は、篤人に以前話していたことが真実であった、と確認を取ります。
それは、小百合はこの世に生を受けた段階で、篤人の妻となる運命であったことでした。
小さい頃から夫となる篤人について、王親(きみちか)や牡丹から話を聞いていた小百合。
「運命」という言葉に、焦る篤人は、結婚は愛し愛される者同士がするもの、と話します。
小百合は、自分が望んで篤人と結婚する、と目を見開きながら伝えます。
世界が広く、色んな人がいても自分の結婚相手は篤人だけ、と小百合は言いました。
小百合の話を持ち上げるように牡丹も話し始めました。
それは、篤人が生まれた直後に、小百合を身籠ったため、小百合は篤人と結婚するために、生を受けた、ということです。
小百合と牡丹の怖いほどの自分、つまり西条家に対する執着に恐怖で戦く篤人。
どうしても、西条家にこだわる小百合と牡丹に、篤人は困惑します。
目を閉じ両手を合わせ拝む牡丹は、栄一と京子が絶対的な存在であったことを改めて認識します。
あまりにも西条家に対して執着する小百合と牡丹に、篤人は思わず小声で声に出します。
篤人の言葉を聞き取れなかった牡丹は、篤人に何を言ったか聞きました。
しかし、篤人は何も話していない、と話をそらします。
篤人は、他にも聞きたいことがある、と人差し指を立てます。
それは、俊人についてでした。
篤人の発言のあと、牡丹は小百合に前触れもなく部屋の外に出るよう誘いました。
王親(きみちか)と二人きりになった篤人は、王親(きみちか)から感じる覇気に圧倒されます。
3.復讐の赤線【第114話】感想と次回【第115話】考察予想
血筋が、小百合と牡丹には大切なようです。
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4.まとめ
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