「復讐の赤線~恥辱にまみれた少女の運命~」は葉山いずみさん、慶優さん、ユーナさんの作品です。
2.復讐の赤線【第115話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・ストレスな期待
生活感の感じられない広々した屋敷内を歩く牡丹と小百合。
牡丹は、使用人に対して新しい飲み物を運ぶよう指示しました。
指示を聞き終え、その場から使用人が去るやいなや、牡丹は小百合に問いかけます。
その内容は、子供ができたかどうかでした。
期待と楽しみで話しかける牡丹に、小百合は申し訳なさそうに、できていないことを伝えます。
少しため息を吐いた牡丹は、小百合に助言します。
それは、まだ結婚して間もないため急ぐ必要はない、という考えでは良くない、ということでした。
子供ができたとしても、家を引き継ぐ男の子ではない可能性もあるため、油断できない、と牡丹。
何も話すことなく黙る小百合。
・女の悩み
その頃、二人っきりとなった王親(きみちか)と篤人。
改めて、篤人の質問が何か聞き返す王親(きみちか)。
篤人は、恐る恐る俊人の容態について聞きます。
その瞬間、王親(きみちか)の目力が強くなりました。
驚く篤人は、以前小百合から俊人は、流行の病気に罹ってしまった、と聞いていました。
しかし、篤人の話を聞いた王親(きみちか)は、俊人が流行り病ではない、と言います。
小百合の前では、流行り病、と説明していた、と話す王親(きみちか)。
困惑する篤人に、王親(きみちか)は、素直に真実を話しました。
それは、俊人が面倒な薬に手を出し、中毒になっていることでした。
「ヒロポン中毒」と聞いた篤人は、俊人の様子がおかしかったことを思い出します。
深く中毒に心酔してしまった俊人を身内として置いておくことが、厄介、と王親(きみちか)は正直に答えました。
そのため、現在、離れた病院で療養中であることを話す王親(きみちか)。
なぜ俊人が、薬に手を出したのか、戸惑う篤人。
気がおかしくなった俊人を自由にさせておくことが危険、と感じた王親(きみちか)は、早めに対処していました。
たとえ、血が繋がっておらずとも、書類上俊人の家族である篤人が、鴻池家の身内となったため、不祥事を起こされては王親(きみちか)にとって、困るようです。
気を揉む篤人に、王親(きみちか)は、笑顔で話しました。
それは、俊人を悪いようにはしない、ということでした。
普通の笑顔で小百合に話しかける牡丹。
しかし、話しかける内容は、小百合にとって複雑なものでした。
それは、西条家の復活が自分に委ねられている、ためです。
親しみを込めて、牡丹に返事を返す小百合。
孫を見ることを楽しみにしている、と口に出す牡丹に、小百合は先ほどと同じ返答をします。
小百合には、小百合のためを思っての発言である、と呟く牡丹の顔が視界に入らず、目に入るのは手元だけでした。
気持ちを押し込める小百合。
再び、同じ部屋に集まった四人。
篤人は、王親(きみちか)や牡丹に、多くの話を教えてもらったことにお礼を言います。
本当の親について知ることができ、困惑したものの良かった、と話す篤人に、牡丹はいつでも聞きに来たらいい、と伝えました。
牡丹は、小百合にも吉報を待っている、と声をかけ目元で合図を送ります。
目元に影を落とす小百合は、顔を上げ満面の笑みで返事をしました。
それは、小百合の言い訳でも、意見でもない、ただの返答と牡丹を敬った言葉だけでした。
3.復讐の赤線【第115話】感想と次回【第116話】考察予想
小百合の意思ではなかった・・・?
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4.まとめ
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