【第120話】復讐の赤線、感想・ネタバレ 小百合から漏れる謎の悲壮感

復讐の赤線~恥辱まみれた少女の運命~

「復讐の赤線~恥辱にまみれた少女の運命~」は葉山いずみさん、慶優さん、ユーナさんの作品です。

一線を越えた二人、藤原と信子の共通点に思い悩む頼子と夢子。

藤原が話す「復讐」の原点に絶ち戻ることにした二人。

二人を待ち受けるのは、信子に呼ばれて振り向いた、小百合!?


1.復讐の赤線【第120話】考察予想と感想

終着点が見えない・・・。

2.復讐の赤線【第120話】ネタバレとあらすじ

※ネタバレ注意!!

・なぜ小百合?

杉山家を張り込むことにした夢子と頼子。

しかし、二人の思いとは裏腹に、まったく何か進展になりそうな人物や情報は舞い込んで来ませんでした。

拍子抜けする二人は、以前藤原に会えたのも、奇跡に近い、と頼子は話します。


気を揉んでも仕方がないため、とりあえずお腹を満たしに家から離れることを夢子は、提案しました。

木の影から音を立てて堂々と姿を出した夢子と頼子の後ろから、女性が声をかけます。


杉山家に用事でもあるのかどうか、問いかけてきた人物、それは小百合でした。


爪が甘く油断していた二人は、恐る恐る後ろを振り向きます。

そこには買い物袋ならぬカゴを持参して買い出しに行っていた小百合が、カゴを腕に吊るし、二人を見つめる姿がありました。

少し散策をしていた、とわざとらしい嘘をつきながら、分かりやすく動揺している夢子は、頼子にも口裏を合わせるよう促します。

何の曇りもない表情で話す小百合は、頼子をどこかで見たことがあるような気がする、と瞼を半分閉じながら思いだそうとしました。

何かを見過ごされそうで、心臓が脈打つ頼子。

思い出される前に自分から自分とは誰なのかを頼子は、説明しようとします。

言葉になる前に頼子の頭の中では、篤人と小百合のお見合いが行われた料亭の席にて、自分が女将である、と嘘をついて名乗ったことを思い出しました。

お祝いの言葉や品に復讐に燃えた念を込めた頼子。

何も知らず無邪気に喜ぶ小百合と独自の解釈をして饅頭と状況を飲み込んだ篤人。



頼子が、自分とは、と答える前に小百合は、口を手で隠しながら上品に笑いました。

料亭で女将と名乗っていた人物と同じ可能性を考えていた小百合でしたが、勘違いである、と自分の中で解決させたためです。

世間にはよく似た人がいる、と小百合の言葉に信憑性を夢子は、持たせます。

お腹が空いたため、足早に去ろうとする二人を小百合は、ひき止めました。

待つように、と言われた二人は振り返りはしないものの、立ち止まります。

硬直した二人に、小百合は失礼なことを聞く、と前置きをし、二人が近所に住んでいるのかどうか、尋ねました。



・本当の気持ち

もう一度振り向き直った二人は、新しい家を探している段階、と答えます。


夢子の話しに合わせる頼子。

閑静な場所でとても良い、と話す頼子の言葉に嬉しくなった小百合は、近所に住むことをお薦めしました。

小百合は、最近この家に住むようになり、近い年代の女性がいないことを寂しく感じていた、伝えます。

二人が住むことになれば、嬉しい、と話す小百合は二人が姉妹であるか、さらに聞きました



笑顔で乗り切るため、夢子は頼子が妹である、と躊躇いもなく嘘をつきました。


素晴らしい、と話す小百合は自分には姉妹がいない、と悲壮感溢れた表情を浮かべます

姉妹がいれば、悲しい気持ちも薄くなるのでは、と小百合。

小百合の姿から目が離せなくなった頼子。

いつもの笑顔を取り戻し、本音を隠すかのように、小百合は口元に手を触れました。


「杉山小百合」と名乗った小百合は、丁寧にお辞儀をします。

今後も相手をしほしい、と言葉にした小百合は、全てを知り、余裕に溢れた表情をしていました。


唖然とする頼子の様子から何かを察した夢子は、足早に頼子を連れて、去ろうとします。

立ち去る頼子の横顔が過ぎた時、小百合は姉妹と思い込んだ二人に好感を持ち、本当に引っ越しをし、友情を築きたい、と願いました。






3.復讐の赤線【第120話】感想と次回【第121話】考察予想

4.まとめ

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