「復讐の赤線~恥辱にまみれた少女の運命~」は葉山いずみさん、慶優さん、ユーナさんの作品です。
2.復讐の赤線【第122話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・台本
回りくどい話しが嫌いであるため、明確な真実が知りたい芳子。
話がしやすいように、人払いをしてまで芳子は修と二人きりになりました。
芳子に「ちゃん」付けで呼ばれた修は、怪訝な顔をします。
そして、そのように呼ぶのは止めて欲しい、と修は芳子にお願いしました。
その言葉を聞いた芳子は、盛大に笑います。
照れることもなく、誰もいないため構わないだろう、と芳子は弁解しました。
改めて芳子は、修に確認を取ります。
それは、俊人の腕には真新しい傷があったことについてでした。
なぜ療養中のはずの俊人の腕につい最近できたばかりの傷があるのか、不審に思った芳子。
芳子の質問に対して修は、当たり前のように堂々と話します。
それは、薬の虜になった人間は、薬の効用が薄くなることで、薬を求めて激しく身体を動かしてしまうため、落ち着かせるために再度薬を投入していることでした。
修の回答に「修ちゃん」と話しに割って入る芳子。
芳子の言葉に、動揺する修。
修が杉山家に対する復讐をし、その過程で俊人は寝たきりになったことを芳子は知っています。
権力を持った人間を否定し、自分が受けた屈辱を返す信念だけで修が成り上がってきたこともまた、芳子は理解していました。
修の腕に芳子は力を込めて叩き、修が陰湿に人をいたぶるようなことをしない人物のはず、と気持ちを伝えます。
「修」について理解している芳子に、修は鋭い、と感じました。
修とは長い付き合いであるため、と芳子は言いました。
権力を持った強者には厳しい反面、何も持たない弱い立場の人間には柔らかい態度をするこが修にはできることもまた芳子は、知っています。
そんな修を知っているからこそ芳子は、修の俊人に対する行いが気がかりでした。
それは、俊人の命を一瞬で終わらせることができる力を持っているはずの修が、長く陰湿に痛めつけることをしていることについてです。
その根底には、頼子をたぶらかし利用するためだろう、と芳子は聞きます。
頼子が夢子に連れられて楼(みせ)に現われ、帰る場所がないことを話したことや杉山家に復讐を決意させたことが全て、修の企むシナリオ通りだったはず、と芳子は修に問い詰めました。
・役者
芳子の話に目を閉じ黙って聞いていた修は、芳子が事実を知って何が変わるのか、と言葉を発します。
復讐を他人にさせるか、自分でするかは過程の種類であり、結果は変わらない、と修は自分の気持ちを語りました。
芳子は、娘同然の楼(みせ)で働く頼子たちが苦しむような思いをしてほしくないため、確信に迫ろうとしていました。
そして修の復讐に巻き込まれた頼子がこのままでは、幸せになることができない、と芳子は懸念しています。
頼子に対する気持ちと同等に、息子同然と考える修にも、苦しむような行動をしてほしくない、と芳子は伝えます。
修が抱える葛藤や悩みを楽にしてあげたい、と芳子は修に言いました。
修は、少しだけ思い通りになるよう頼子を誘導したことには違いないが、頼子が楼(みせ)に足を運んだのは、当然の結果であった、と修は頼子と赤線でぶつかった時の事を思い出します。
修は自分自身が役者となり、復讐に参加するつもりはありませんでした。
素性を明かすことなく、自分以外の役者に指示をする方が思う通りになるため、と修。
芳子は修の目的である杉山家の没落だけならば頼子を役者として不幸にさせることはなかったはず、と言いました。
修の得意な光の当たらない世界を活用し、杉山家を潰してしまうこともできただろう、と芳子。
しかし、その手を使えば杉山家の住人には優しすぎるため、修自身が経験した壮絶な過去と同等以上に辛辣な運命を辿って貰う必要があった、と修は言います。
そうするために、杉山家の跡取りである篤人が想いを寄せる頼子という人物が必須、と修は力説しました。
復讐の幕を閉じる最終章において、篤人が地に落ちるためには赤線で働く頼子という役者がなくてはならなかった、と修は話します。
頼子が篤人に対してどのような気持ちを抱いているのかは分からない芳子は、本人の意思に反して篤人と関係をもたせることは止めてほしい、とお願いします。
万が一、頼子を悲しませるようなことをするならば修と絶縁する、と芳子は修の顔を両手で挟みました。
頬を抑えられ驚く修。
3.復讐の赤線【第122話】感想と次回【第123話】考察予想
・・・。
- 次回が気になる方はこちらから↓
4.まとめ
コメント