「復讐の赤線~恥辱にまみれた少女の運命~」は葉山いずみさん、慶優さん、ユーナさんの作品です。
2.復讐の赤線【第127話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・憎むべき相手
俊人を薬の中毒にしたのは、藤原かどうかを確かめる頼子。
全く隠すことなく、その通り、と藤原は話します。
しかし、あくまでも自分は俊人に薬を渡しただけである、と藤原は笑顔で答えました。
薬を多く服用したのは、俊人自身である、と藤原は言います。
さきほどまでの笑顔から一変して藤原は、鋭い視線で頼子に問いかけます。
それは、俊人を中毒にさせたことについて、自分を責めているのかどうかでした。
頼子の返答を待つ前に、藤原はあることを呟きます。
それは、頼子自身も杉山家を追い詰めたことがあるはず、ということでした。
それどころか、俊人と自分に関係を持たせたのは、本を正せば頼子自身である、と確信を突きます。
頼子が、俊人を色仕掛けで操り、杉山家から宝飾類を取ってくるよう仕向けた、と藤原。
そもそも頼子が、俊人に言い寄ることがなければ、俊人もお金に目が眩むことはなく、自分からお金を工面してもらうこともなかったと藤原は話します。
何かを伝えようとする頼子。
しかし、頼子は思うように言葉が出てきません。
そこに夢子が、藤原の話す内容に混乱されてはいけない、と頼子に伝えます。
頼子が俊人に言い寄ったのも、全て修が仕向けたことである、と夢子は言いました。
たとえそうであるとしても、頼子が俊人を否定し続けていれば、今の現状には至らなかった、と藤原は話します。
俊人を寝たきりにさせたのは、頼子にも非がある、と藤原。
うつむいて何も話さない頼子は、一言呟きます。
それは、自分にも非がある、ということでした。
そして、そのためにも俊人に尽くしたい、と頼子は話します。
そんな頼子の言葉に、藤原は頼子と俊人の関係に男女の匂いを感じました。
俊人に消えることのない傷をつけられたとしても、俊人を想う頼子に、藤原は滑稽さを感じます。
憎むべき俊人を愛する頼子をバカにする藤原。
頼子は、藤原の考えを否定しました。
俊人を恨んでいた頼子は、俊人と関わっていく中で、恨みの向こう側には何も生まれないことを理解していきます。
恨み、憎しみを持ったとしても、何も変わらない、と悟った頼子。
頼子の言葉に付け加えるように夢子は話します。
それは、頼子が復讐から離れ、真っ当に生きようとしていることでした。
修も同じ気持ちであろう、と夢子は頼子が握る修の屋敷の鍵を見ます。
修が復讐を止めることはない、と藤原は自分もまたそうである、と言いました。
復讐こそが生きる全て、と藤原。
その人生を変更するつもりはないのか、と頼子。
頼子のたるんだ思いに同調することはできない、と頼子とは抱える人生の度合いが違う、と全く聞く耳を持たない藤原。
お互いに理解し合えることはできない、と藤原は話しました。
何も話さない頼子と夢子に藤原は、この屋敷にもう来ないよう、伝えます。
そして、お互い話しをしても何の進展も見られない、と藤原は付け加えます。
帰ることを頼子に促す夢子は、一旦帰宅し杉山家について調査を再開しよう、と話しました。
そんな夢子の話を聞いた藤原は、一度二人を引き止めます。
そして、復讐から手を引くはずなのに、今更杉山家に何の用があるのか、と藤原は二人に問いかけます。
杉山家について調べることで追い込むのではなく、俊人のために何かできることがないのか対策を見つけるため、と頼子は答えました。
頼子は、次の日もまた、この屋敷にやって来ることを伝え部屋を出て行きます。
そんな二人が修の計画の邪魔にならないよう、見張っておかなければ、と藤原。
・変身!
楼(みせ)に戻った頼子と夢子。
そこには、楼(みせ)に不似合いな格好をした女学生が腕を組んで立っていました。
ただならぬ覇気を身に纏うその女学生に、頼子は「蘭子さん・・・」と声をかけます。
おさげ髪の女学生が目眼を外すと、それはやはり蘭子でした。
蘭子は、信子の見張りのために変装をしていたが、あっさり見破られてしまったことに、もっと上手く姿を変えなければ、と恥ずかしそうに答えます。
蘭子と同じように自分たちも姿を変えなければならないかもしれない、と疑問を抱く頼子。
なぜなら、杉山家周辺を頻繁に歩いているためでした。
そんな二人に蘭子は、変装用具は完備している、と伝えます。
それならば早く変身しなければ、と意気込む頼子たち。
3.復讐の赤線【第127話】感想と次回【第128話】考察予想
蘭子は変装してもオーラからバレバレでした。
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4.まとめ
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