【第128話】復讐の赤線、感想・ネタバレ 愛する修の言葉に涙が止まらない藤原

復讐の赤線~恥辱まみれた少女の運命~

「復讐の赤線~恥辱にまみれた少女の運命~」は葉山いずみさん、慶優さん、ユーナさんの作品です。

お互いにわかり合えぬまま、修の屋敷から出て行くよう藤原に促された頼子たち。

二度と来ないように藤原は頼子に伝えるものの・・・頼子の意思は変わらなかった。

「また来ます・・・」頼子の言葉に、虫唾が走る藤原の次なる手段とは!?


1.復讐の赤線【第128話】考察予想と感想

修は藤原に気持ちに気づいているのかどうか・・・。

2.復讐の赤線【第128話】ネタバレとあらすじ

※ネタバレ注意!!

・待ちわびたご帰宅

一晩中修の帰りを待っていた藤原。

しかし、あたりは次第に明るくなるものの、未だに修は帰ってきません。

修の書斎で項垂れながら藤原は修の姿を所望します。

二日続けて修を拝めなかった藤原は、もはや虫の息でした。

そこに、屋敷の扉の鍵を開ける音がします。

修が帰ってきた、と認識した藤原はまるで、飼い主の帰りを待ちわびていた犬のように、玄関に向かって走り出します。

修が玄関に入るや否や、上の階から駆け下りてきた藤原。

修は、そんな藤原が、いつもと違うことに気がつきました。

その言葉に対して藤原は、自分が永く修の帰りを待ちわびていたことや朝に帰ってきた事に対して、心配していたことを伝えます。

藤原の心配に対して修は、ある書類を手に入れるため屋敷に一時的に戻ったことを話しました。

そして、この後また外出し、長い間帰って来ないことを言いました。

修の言葉に、一つ懸念していたことを頭に浮かべる藤原。

視線を下に向け、藤原が頭で描く心配事・・・それは、頼子についてでした。

頼子が、修直々に屋敷の鍵を預かっていることを知った藤原は、修がこの屋敷に頼子を住まわせる気ではないか、と疑っていました。

修の顔を毎日見ている藤原にとって、頼子と再び接触したあとの修の表情の変化に過敏になっている藤原。

きっと頼子に修が何かを吹き込まれたのだろう、と藤原は心配しています。

しかし、修に心配を悟られないように、明るく返事を返す藤原。

何かと入り用ならば、自分が修の外出に付き添うことを藤原は提案しました。

修は、藤原の肩を叩き、この屋敷に残り、俊人や他の仕事を頼みたい、と言います。

修の態度と言葉に、恋をした少女のような眼差しを向ける藤原。

それでもなお、それほどまでに長く屋敷から離れるならば、少しだけでもお供したい、と藤原は進言しました。

修は、大丈夫、と答えつつ、藤原にのみできる仕事を任せたい、と話します。

修の指示ならばどのような事でもする、と表情を輝かせる藤原。

そして、修が藤原に頼んだ仕事・・・それは、頼子に力を貸して上げることでした。

瞬く間に、表情が硬直する藤原。

修の言葉に、藤原は理解が追いつきません。

改めて修は、藤原に伝えます。

それは、この屋敷で俊人を介抱しつつ、頼子の手助けをすることでした。



・恋する乙女の心情

二人の間に沈黙が流れます。

修は、藤原の才能が頼子のない部分を補佐しつつも、まだ存分にある、と話しました。

藤原はなぜ頼子の手助けをしなければならないのか、その理由を修に配慮しつつ質問します。

修は、理由を聞くことで、指示を受けないのか、と藤原に確認しました。

修が全てである藤原にとって、修の指示を否定することは皆無。

理由を聞かぬまま藤原は、修の指示を承諾します。

修は、すぐにでも頼子の元に行くよう、藤原に伝えました。

頼子ならば、杉山家の近辺にいるだろう、と修は話します。

背中を向けて外出する修に藤原は、行き先もわかないが、帰宅を心待ちにしている気持ちを胸に手を当て、お辞儀をしながら伝えます。

仕事を任せた、と話す修の姿は、重い扉が閉まると共に、消えていきます。

重厚な扉が閉まると同時に、藤原もまた膝から力をなくし、玄関で横たわりました。

受け止めきれない修からの指示に、涙を流す藤原は、頼子の名前を呟きながら悔しさを露わにしました

しかし、藤原はあることに気がつきます。

それは、頼子のそばにいるよう指示を出されたこと、それはつまり修が頼子の元に行ったのではない、ということでした。

そして、それは頼子をこの屋敷に住まわせる、という藤原の勝手な解釈を否定する証拠である、と藤原は考え、表情を綻ばせます。

あれこれと考えることが多い藤原の次なる悩み・・・それは、修がそれならばどこにいったのか、でした。

そして、立ち上がる藤原の至った結論は、他の女性の気配でした。

しかし、修の人間関係を把握仕切っている、と自分で認識している藤原。

手帳を開けつつ、小言を並べる藤原。

しかし、手帳を閉じ、きっと何か他の案件であろう、と自分の焦りを藤原は宥めようとします。

それでもなお、疑心暗鬼になる藤原・・・。



3.復讐の赤線【第128話】感想と次回【第129話】考察予想

4.まとめ

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