「復讐の赤線~恥辱にまみれた少女の運命~」は葉山いずみさん、慶優さん、ユーナさんの作品です。
2.復讐の赤線【第61話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・取り繕う
信子が這いつくばり、恵子が仁王立ちする奇怪な風景の玄関に、小百合がやって来ます。
二人の様子から何かあったのではないか、と小百合は心配しました。
痩せこけた頬を無理に押し上げ作り笑いをする信子は、珠を隠し何もなかったことを言います。
機敏な虫のように信子は、恵子の足元に無惨に置かれたまるで雑巾かと見間違える借用書を見られないよう回収しました。
小百合が毎日足を運んでくれることを信子は、労います。
早く杉山家に慣れるため積極的な態度を見せます。
そんな小百合を恵子は、いまだに認めません。
恵子ではなく、小百合を庇う信子。
信子の態度に、口を噛み締めた恵子は、家の奥へ走って行きました。
・「折笠頼子」
ネオン街そして人混みの中でも、ドラマのようにまわりを風景として過ごす頼子と修。
この度の復讐が頼子は、満足であることを話します。
それに対して、修は頼子の考えが甘い、と言いました。
満足ならそれでいい、と話す修は、頼子の手首を掴み、本能のまま力強く引っ張ります。
路地裏に入り、頼子を壁に押しつける修。
何も言葉を交わさぬまま、頼子の舌を貪り、吐息だけで会話をする二人。
修の胸に手を当て、甘いコミュニケーションを頼子は中断しました。
外で修と関係を持つことに、少し抵抗を頼子は感じます。
修は、頼子の腰を自らの腰に擦り合わせます。
ふだん楼(みせ)では大胆な頼子が、場所が違うだけで恥じらうことに、修は優しい気持ちになりました。
頼子のおでこに頬擦りをする修は、名前を呼びます。
それは、「頼子」でした。
楼(みせ)の外では、「スズラン」と呼ぶのはやめることを修は、言います。
なぜなら、楼(みせ)の外では娼婦ではなく、一人の人間としての頼子だからでした。
照れる頼子の顔を触りながら微笑む修。
二人は、そのまま抱き合います。
3.復讐の赤線【第61話】感想と次回【第62話】考察予想
復讐をすすめることで、頼子は自分自身としての存在を取り戻していくことになる展開かもしれません。
楼(みせ)でしか生きられなかった頼子は、外でも生きる術を見つけたことを示唆している気がします。
- 次回が気になる方はこちらから↓
4.まとめ
コメント