「復讐の赤線~恥辱にまみれた少女の運命~」は葉山いずみさん、慶優さん、ユーナさんの作品です。
2.復讐の赤線【第82話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・少しでも情報を・・・
楼(みせ)に戻ってきた頼子から、俊人の病名が分からなかったことを聞いた夢子。
夜には、楼(みせ)に顔を出す、と言っていたはずの俊人がまだ来ないことに頼子は、心配になります。
俊人に仕事を紹介している人物から直接聞けることが最善、と夢子は話しました。
しかし、頼子はその男性が「藤原」という名前であることしか知らない、と悩みます。
ふと頼子は、あることを思い出します。
それは、俊人がお金を借りている藤原が持っているはずの借用書を修が持っていたことでした。
二人の関係性が気になる夢子。
頼子は、修と藤原が顔を知る関係かどうかはわからないが、少なくとも修は、藤原の連絡手段を知っている可能性がある、と頼みの綱として考えます。
とはいえ、近頃楼(みせ)にやって来ないため、修にどのように連絡すべきか悩む頼子。
そんな頼子に、夢子は芳子なら話がつくかもしれない、と提案しました。
・つきまとう覚悟
早速、芳子の元にやって来た頼子と夢子。
修と連絡が取りたい理由を芳子は、問います。
二人は、俊人について事情を話しました。
俊人が中毒かもしれないことで、少しでも情報が知りたい、と二人は伝えます。
そんな二人に、芳子は核心をつきます。
それは、俊人の症状が予想通りだった場合、何をするかどうか、あるいは何ができるかどうかでした。
言葉が詰まる頼子に、夢子はさらに話を続けます。
それは、蘭子が見てもわかるほど深刻な症状なら、もう手の施しようがないことでした。
病院に閉じ込めるか警察に連れていくかすべき、と芳子は話します。
芳子の言葉に夢子は、怖くなります。
俊人は病気ではないため治らず、症状が出ているならなおさら改善する見込みがない、と芳子。
そして芳子は、今話したことを聞いてもなお、考えを変えないならば、頼子自身が俊人を看病しなければならない、と教えました。
戸惑う頼子に、芳子は揺るがない気持ちなら修に連絡することを話します。
頼子は、狂っていく俊人を見てみぬふりをすることを想像し、躊躇います。
芳子は、頼子に決断を迫りました。
頼子の判断が鈍るなら、俊人を救う方を選ぶべきではない、と芳子は言います。
隣で聞いていた夢子は、助けるかどうかの前に、そもそも症状が当てはまるかどうかだけでも修と話がしたい、と芳子に話しました。
夢子の口添えに、芳子は自分の身を案じるべき、と言います。
なぜなら、法律によって職を失う危険な現状の中で、中毒患者を抱えて生活するのは困難だからでした。
芳子の話から、頼子は修と連絡を取ることを諦めます。
今の自分では、俊人に何もできない、と反省しました。
芳子の一つ一つの言葉が胸に刺さった頼子。
芳子の言うことも理解できるが、納得できない夢子に、頼子は仕方がない、と呟きます。
そして頼子は、自分と俊人の関係に線を引くよう心の中で言い聞かせました。
3.復讐の赤線【第82話】感想と次回【第83話】考察予想
さすが芳子です!
すぐに修と連絡を取るのではなく、一旦頼子に考えさせるのが、すごいと思いました。
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4.まとめ
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