【2巻第②話】あずみ、感想・ネタバレ

それぞれの使命!柳太郎の使命とはあずみに・・・

次の作戦を練ったあずみたちは、片桐一行を待ち伏せすることに。

爺によって武術を学んだ子供たちの中で、あずみが一番腕が立ちます。

首を一太刀で斬ること・・

あずみにはそれが出来ました。

一太刀で斬ることは、相手が苦しむことがないから・・

なぜか柳太郎を殺したくないあずみは、柳太郎を説得しますが柳太郎は応えませんでした。

少しずつあずみは成長していきます。

成長しきった戦闘能力ではなく、まだ未熟な心の成長です。

心の変化を感じさせるあずみはこれからどのように行動し考えていくのでしょうか?

一太刀で首か心臓を仕留めるのが難しい、と話をするひゅうが。

一太刀では難しいので、どこかお腹や腕を先に斬ってから・・・・

しかし、あずみは全員を一太刀で斬っています。

あずみは「首だと苦痛を感じる間もなく・・」と言いました。

やはり宇多はあずみが一番だ!とひゅうがが言うと、あずみは嬉しそうです。

「七十名近い兵物が!!!」

たった4人のあずみたちに部隊をつぶされた片桐は叫んでいます。

少なくなった部隊で加藤清正の許に行ってもなんの足しになるのだとうか、と悩む片桐に部下が「それでも加藤殿のところに行き、襲撃に会ったことをお伝えせねば」と言いました。

そこに柳太郎が案を出します。

それは、片桐兵部と柳太郎の衣服を交換することでした。

もう一度、全滅させようと向かってくるあずみたちに、少しの間だけでも目をくらませ片桐を逃がす案でした。

自分に逃げろというのか、と言う片桐に柳太郎は話を続けます。

自分たちより腕の立つあずみたちにの動きに敵う兵者はいない、そのことを認めないといけないというものでした。

柳太郎の願いは、すでに亡くなった兵者や慎蔵の使命であると説得します。

片桐を加藤清正の許に無事到着することが彼らの使命でした。

ところが片桐一行の中には、わざわざあずみたちと戦って命を落とすことはない、という輩もいました。

どさくさにまぎれて、逃げようと企みます・・・。

片桐に変した柳太郎を囲む陣形であずみたちの前に現れる一行に、あずみたちは襲いかかります!

その瞬間に立ち向かう大勢と、逃げる一部。

柳太郎を斬らないように、柳太郎の存在を服で確かめたあずみは彼を斬らないように周りを斬っていきました。

が、そこに片桐の服を着た柳太郎が「覚悟!」の合図にあずみに斬りかかります。

あずみは柳太郎の服を着た片桐を把握し、柳太郎を飛び越えました。

「あずみー!」

呼び止める柳太郎に振り返ります。

「剣を頼りに生きるなら、己の命を賭け生きていかねばならない!」と柳太郎が言います。

「わしと戦え!」

柳太郎の言葉にためらうあずみ・・・。

刀を交えるが、先が見えていました。

あっという目に、柳太郎を追い込むあずみは手を斬り、肩を斬っていく。

「おじちゃん、もうやめてくれ、もう首を斬ってあげるから」

「やれるものなら・・」

あずみは再び斬るが急所を外します。

苦しむ柳太郎はあずみに自分の姿を見せて、自分がやっている行為について教えるのでした。

絶体絶命の柳太郎。

柳太郎はあずみにあずみが感じたことのない、考えたことのないことを教えようとしました。

あずみが一太刀で相手を斬る理由が、相手が苦しまなくて済むからでした。

でも、その考えはあくまで爺に教えてもらった機械的な内容でした。

しかし、柳太郎が教える内容は、人を斬るということがその人にとって苦しみつらいことだと教えます。

柳太郎を良い人だと判断したあずみの思いは間違ってはいなく、正しかったようです。

あずみにとって柳太郎は、あずみの心の成長を促す重要人物となりました。

あずみはこの先どうなっていくのでしょうか・・・

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