【2巻第⑥話】あずみ、感想・ネタバレ

すえやあずみを守るため剣を振るうきくは、野伏せりに立ち向かいます。

先程まで野伏せりに身体を遊ばれていたきくは果敢にも野伏せりを斬りつけました。

逆上した野伏せりは、いとも簡単にきくを斬りつけ、きくはあっけなく倒れてしまいます。

目の前の光景に気持ちが大きく揺れるあずみ。

自分なら簡単に倒せる野伏せり、かばいながら倒れた優しいきく、守れなかったこと、爺の武術を見せてはならない!という教えに、あずみの気持ちは収まらない・・・。

あずみなら簡単に倒せることのできる野伏せりからきくを守れなかったことにあずみの心の葛藤が顕著に見られました。

爺から武術を使命の時以外見せてはならないという、爺を中心に生きてきたあずみにとっては、その教えに逆らうわけにもいかず、どうにもならない気持ちが痛いほどわかります。

今までも、柳太郎の件で気持ちが揺らいだ時があったあずみですが、今回は初めてと言っていいほどあずみの気持ちが露見してます。

自我の芽生えのような感じで、他者を思う気持ちや悲しい気持ちがでたのでしょうか?


きくが倒れてしまったあと、あずみは一人の野伏せりの腰刀を引き抜き、きくを斬りつけた野伏せりの喉元にあっという間に刀を刺します。

次の瞬間、きくが持っていた刀を拾い上げ他の野伏せりを斬りつけるあずみの早さにすえは驚き、ひゅうがは慌てます。

きくのとなりに膝をつくあずみと武術を人前で見せて使ってしまったあずみに焦るひゅうが。

きくとおじさんに声をかけるあずみは「ごめん遅かった」とすえに謝りました。

バタバタと倒れる野伏せりたちに驚く、すえたちと残りの野伏せり。

ひゅうがは屋敷を出て爺にあずみが武術を見せてしまったことを報告しに行きます。

「もっと早く・・・」と後悔するあずみの周りを野伏せりたちが集まりだしました。

少女のあずみが野伏せりを斬りつけ倒したことに信じられない野伏せりたち。

襲いかかってくる残りの野伏せりを倒していくあずみに、野伏せりがすえを人質にとりあずみの行動を制御しようとしました。

野伏せりの考えは甘く、遠くから人質にとる野伏せりの首に刀を投げつけるあずみの元にひゅうががやって来ます。

「やってしまったなら一人も生かしておくな」と爺から指示を受けたひゅうがが加勢しました。

屋敷の外に逃げ出す野伏せりたちも一人も逃しません。

屋敷から逃げ出した者、隠れている者がいないか一通り確認したひゅうがたちは、爺に野伏せり以外のきくのお祝いに来ただけの人も片付けるのか爺に聞きます。

困惑するあずみ。

爺は、その者たちに「生きていたければ、野伏せり同士の争いとし、見たことは冥土まで持っていくこと・・・」と約束させました。

見られてしまったがいい人たちだから・・・と見逃すのではと呟くひゅうがたち。

あずみはすえに近づきますが、怯えられてしまいました。

「行くぞ、急がねば」と爺はあずみの手を引っ張ります。

あずみは引っ張られながらひたすらすえに「ごめんね」と謝り続けました。

すえがこの後どうなってしまうのか不安になるあずみは爺に聞きます。

爺は「大好きな者を失う気持ちはおまえも体験し乗り越えたように、あの子もきっと・・・」言いながら、あずみはなちを思い出します。

屋敷からあずみを見るすえに、あずみはコマを投げました。

投げたコマはすえの前で周り続けます。

すえはあずみの去っていく後ろ姿を見つめていました。


野伏せり!!あずみ!!思わず叫んでしまいたくなりました。

幸せな空間から一変して地獄となってしまったことに、とても残念です。

あずみがあっという間に野伏せりを倒していく姿に、すえは何を思ったのでしょうか?

少し怖がっていたので、恐れもあったと思いますが、気持ちが落ち着いていないからそうなったと思います。

落ち着いた頃に、すえはあずみを恐怖と思うのか、敵を取っ手くれた恩人と思うのか、もし今後すえが出てくるのであれば考え深いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました