「あずみ」は作家小山ゆうさんの作品です。
2.あずみ【4巻第4話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・かわいそうな娘
大塚兵衛はあずみに小遣いにと手鞠を差し出します。
孫と同じくらいのあずみに警戒心のない大塚。
着物を脱ぐあずみは刀を大塚に向けます。
誰に命令されたのかと驚く大塚はあずみが哀れだと思いました。
孫と同じくらいのあずみがふつうなら手鞠を喜ぶ年頃なのに・・・ともう一度手鞠を勧める大塚は手鞠を地面に落とします。
手鞠の影で刀を抜こうとする大塚をあずみは手鞠ごと胸を一突きしました。
見事な腕だ、とあずみを褒めながらもかわいそう・・・と呟きながら倒れた大塚を見てあずみは涙を流します。
・手鞠のトラウマ
秀頼の声が聞こえたあずみは、血を落とすため池に潜ります。
ずぶ濡れになったあずみはカエルを取ろうとしたとウソをつきました。
自分のためにカエルを取ろうとしたあずみが大変可愛いと思う秀頼。
大塚が倒れていることが発見されたが、あずみは全く疑われませんでした。
使命を果たしたあずみの着物が変わっていることに驚くうきはは、いったい城で何が起こったのかと色々考えます。
突然やえが投げた手鞠にあずみは心底驚きました。
すぐにいつものあずみに戻りますが、少しだけ雰囲気が違うことにうきはは疑います。
大塚の自分に向けられて言われた言葉を思い出すあずみは、座ってい爺に後ろから抱きつき甘えたような素振りをしました。
3.あずみ【4巻第4話】感想と次回【4巻第5話】考察予想
あずみが初めて見せた涙でした。
屋敷に戻ってきたあずみは、大塚が自分をかわいそうと言ったことに、自分はかわいそうな人間なのだろうか、と考える描写がありました。
しかし、涙を流した時は自分ではなく大塚が亡くなってしまうことに対して涙を流したのじゃないかと思います。
可愛いと言いながら手鞠をあげようとする大塚の人の良さに気づきながらも、戦を起こそうとする首謀者だという理由だけで、倒してもいいものなのか、正しいことなのだろうか、というあずみの葛藤があったように思いました。
4.まとめ
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