「あずみ」は作家小山ゆうさんの作品です。
2.あずみ【5巻第7話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・世間と食い違う爺の話
老い先短い家康は、なんとしてでも豊臣を倒そうと躍起になります。
秀頼が修復した釣鐘の文字が、家康を落とし、豊臣をあげようとする言葉であると言いがかりを家康はつけました。
そのことを発端として、秀頼を大坂城から撤退するよう、家康は進めました。
しかしこの時に家康は秀頼を討たず、次の機会に攻めやすくするため城の外堀を埋める条件を出します。
家康の前に参ずる爺を、遠くの林からあずみたちは見ていました。
天下を治めている家康話す爺をひゅうがは誇らしく思います。
その天下のために働くことにひゅうがは喜びました。
しかし、あずみは爺から教わった内容とは違い、世間の話しにも耳を向けているようでした。
その世間の話しでは、戦をしようと考えていない秀頼を家康が言いがかりをつけて討とうしていることでした。
これまで爺を疑わなかったあずみが、うきはを倒してから考え方が変わったとひゅうがは言います。
爺の話しの理屈が通らないことをあずみは指摘しました。
筋の通ったあずみの言い分に、ひゅうがは何も言えません。
・最上美女丸
この時代では剣で名を売り大名に仕えるため、わざと人の多い場所で一騎討ちをすることが多かったようです。
一撃で相手を倒した人物、畑中又十郎を、男か女か定かではない人物が見ていました。
「戦おう」と誘う性別不明の人物は、最上美女丸と名乗りました。
声が男であることに、畑中は判断しますが、誘いを断ります。
何としてでも戦いたい、美女丸は畑中の刀を奪いました。
強いと自惚れている相手を倒すのが好きだという美女丸は、相手としてぴったりな畑中と戦います。
美女丸の刀に鍔がないのは、相手の刀を受けて負けることがないという強い表れでした。
刀を抜くよう美女丸に畑中は言います。
しかし、いつでも抜けるから大丈夫と美女丸は言いました。
振り下ろす畑中の刀を言葉通りかわす美女丸は、一瞬のうちに畑中の指を切り落としてしまいます。
苦痛に歪む畑中を見て喜ぶ美女丸。
美女丸は、相手をいたぶる性格のようでした。
美女丸は、あずみとひゅうがを倒すための幸村からの刺客でした。
3.あずみ【5巻第7話】感想と次回【5巻第8話】考察予想
爺を信じきっていたあずみが、初めて自分で考えたうえで爺の考えがおかしいと発言したことに、あずみの成長を感じられました。
今までのあずみなら、ひゅうがと同じように爺はすごいと喜んでいたと思いますが、うきはが亡くなってしまったことや秀頼に直接関わることで、考え方が変わったようです。
4.まとめ
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