「だぶるぷれい」は作家ムラタコウジさんの作品です。
2.だぶるぷれい【第2話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・初めての命令
食卓を囲む四人。
彼の父親は、彼をタマオと呼びます。
お酒が入り気分の良い父親は、再婚して新しい家族と同居することをタマオに、驚かせるため黙っていたことを話しました。
黙っていた内容が不服であったタマオに、新しく母親となる、蘭の母親が今後仲良くしてほしい、と彼女もまたお酒が入り上機嫌で話します。
父親は、再婚することで家族となった容姿端麗な蘭と同居するにあたり、変な気を起こさないように、と冗談で忠告しました。
口に含んでいた食べ物を吹き出しそうになるタマオ。
タマオの父親を克也と呼びながら、彼の冗談に笑う蘭の母親。
克也の面白さを母親は、蘭にも共感を得ようとします。
たじろぐ蘭に、タマオは親の冗談に疲れる、と同意の合図を送りました。
しかし、蘭の顔からタマオは、あることを察します。
それは、タマオと自分を同類にしないでほしい、ということでした。
タマオは、改めて蘭が至近距離にいることに驚きを隠せません。
嬉しく、夢のような気持ちになるタマオ。
酔いつぶれ居間で眠りこける両親を置いて部屋に戻るタマオ。
寝台にうつ伏せで眠るタマオは、蘭のことを考えています。
食事の際は、平然としていた蘭が、その直前にこの寝台で、自慰行為をしていたことを思い出すタマオ。
うつ伏せになりながら、布に染み付いた蘭の匂いを嗅ぐタマオは、自分のおかしな行動を認識しつつ、下半身の脈を次第に強くしていきます。
そこに、突然開く部屋の扉に、タマオは心底驚きました。
訪問者である蘭に、何の用事かどうか動揺を隠すため聞くタマオ。
答えぬまま黙って寝台に腰を下ろす蘭は、目の前の棚に飾られた野球で使うグローブを見つめます。
過去に遡り、部活終わりに友達と下校する蘭は、夕暮れになってもなおグラウンドで練習に励むタマオの姿を思い返します。
あの頃と比べるとすっかり髪の長くなったタマオに、蘭はなぜ野球を止めたのか聞きました。
蘭には、無関係な話と返答するタマオに、蘭は興味がないように、そっけなく相づちを打ちます。
おもむろにタマオの前に立つ蘭は、タマオを虐げる名前で呼び、命令しました。
それは、自分を抱きしめることでした。
・御意
驚くタマオに、なぜ驚いているのか蘭は聞きつつ、早く指示に従うよう促します。
家の外からは、明かりのついた部屋で動く二人の影がカーテンに写し出されます。
行動に移さないタマオに、度胸がないと判断した蘭は、タマオの気持ちを逆撫でます。
そんな度胸がないからこそ、野球部では万年、球を拾うだけの役割で終わった、ということでした。
その蘭の言葉に思い立ったタマオは、蘭に抱きつきます。
顔を紅くし、呼吸乱れるタマオは、夢のような心地になりました。
なぜなら憧れの蘭を抱きしめ、なおかつ先ほどまで寝台で蘭の痕跡を探していたものの、今では実物を感じとれるためです。
頭がとけてしまいそうになるタマオに、蘭はこの状態でさらに、タマオに指示します。
それは、一人で自慰行為をするように、ということでした。
理解できない、と感じながらも素直に従うタマオ。
履き物をずらし、棒を擦りあげるタマオは、決してその場所を見ないように、蘭に伝えます。
徐々に速まる手と呼吸。
置かれた状況に違和感を感じつつ、蘭の匂いや容姿や湿度、暑さに興奮するタマオ。
全身が濡れた状態であることを自覚しつつ、ひたすら手を動かし続けます。
一方で蘭もまた、自分の股間に手を回し、快楽を得ていました。
蘭の狙いが、自分を辱しめされることだ、と考えたタマオは、指示に従っていることで蘭が満足しているだろう、と本人に確認します。
素直に自慰行為をするタマオを貶す蘭。
蘭の命令のはずが、いつの間にか自分がただの変態という扱いを受けるタマオは、どうにでもなればいい、という気持ちになります。
そして、ついにその時がきます。
部屋の外から見える光景には、二人の男女が抱き合い、男性が反りあがった棒から液体を放出させた瞬間が見えました。
お互い目をつむっていたタマオと蘭。
汗ばむ二人は目を開けます。
蘭は、自分の履くスカートの股間あたりについたタマオの出した液体の存在を嫌がる言葉を呟きます。
しかし、言葉とは裏腹に蘭の顔は明るく全く嫌そうではありませんでした。
そして、タマオもまた、蘭の気持ちに気づくことができません。
3.だぶるぷれい【第2話】感想と次回【第3話】考察予想
タマオっていう名前だったのか・・・。
- 次回が気になる方はこちらから↓
4.まとめ
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