「旦那が美貌を隠す訳」は作家Hararaさん、Gabi Namさん、Jungyeonさんの作品です。
2.旦那が美貌を隠す訳【第33話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・エルデンの胸
バイセンは、大悪魔ベレアルと水鏡で話しています。
そんなベレアルは、バイセンにあることを指示しました。
それは、レティーシャを惚れさせることです。
なぜなら、バイセンはレティーシャを危険と感じたからでした。
以前の戦いで、ベレアルの配下はハルステッドのドラゴンに負傷を負わされます。
その際に、そのドラゴンはレティーシャに手を出せば許さない、と言いました。
想像の存在としかドラゴンを認識していないバイセンは驚きます。
ベレアルは、脅威となる前に、ドラゴンを手懐けるレティーシャを支配しようと企んでいました。
実際行動を移すには、どうすればいいかバイセンはベレアルに聞きます。
しかし、ベレアルは他人事のようにバイセンに任せました。
呆れつつも覚悟を決めたバイセンは、水鏡から離れます。
バイセンの様子をうかがっていたレティーシャとエルデンは慌てました。
このままでは、バイセンに見つかってしまうため、柱の影に隠れます。
柱を背にしたエルデンとエルデンにぴったりと寄り添うレティーシャ。
レティーシャの耳は、エルデンの心音が聞こえるほど近く、手のひらはすっぽりとエルデンの胸に収まっています。
レティーシャは、バイセンが去り緊張が解けたあと、手を動かしました。
そこには、少し膨らみ掴みきれない弾力のあるエルデンの胸があります。
思わず確かめるかのように手を無意識に動かしてしまったレティーシャは、エルデンから体を剥がし、話題を変えます。
先ほどまでバイセンの立っていた水鏡の前に二人は歩みを進めました。
そこには、バイセン城のアーティファクトがあります。
美しいステンドガラスのアーティファクトを前に仮面を外したエルデンは、手をかざしました。
それは、アーティファクトの能力を調べるためです。
「聖(セイント)ルシウスの盾」という名前のアーティファクト、そして能力は・・・とエルデン。
何かに気がつき、エルデンは手を引きました。
どうやら、このアーティファクトは能力が発揮できていないようです。
名前の通り、聖なる志がなければ発動しないアーティファクト・・・。
しかし、所有者であるバイセンが悪魔と手を組んでいることで効力を失っていました。
このままバイセン城が陥落してしまえば、必然的に悪魔の大陸への侵入を許してしまいます。
そのことに危惧したエルデンは、考えました。
それは、バイセンを守りつつベレアルを倒すことです。
エルデンの言葉を復唱し、バイセンとベレアルの会話を思い出すレティーシャは、ある策戦を提案しました。
・貴婦人レティーシャ
爛々と輝く城内ではなく、濃紺な闇へと続くバルコニーにたたずむレティーシャ。
そんなレティーシャに、バイセンは話しかけました。
挨拶をしつつ、エルデンの所在をバイセンは確認します。
先に話題を持ちかけたのは、レティーシャでした。
レティーシャもまたバイセンと話しがしたかったことを伝えます。
その理由に、絢爛豪華なバイセン城を保つ秘訣が聞きたい、とレティーシャは話しました。
しかし、その話題はレティーシャにとってあくまでもきっかけにしか過ぎません。
そして、次に呟いた言葉、それは「水晶宮」でした。
レティーシャの思惑通り、「水晶宮」にバイセンは反応します。
レティーシャは、水晶宮に入ったことがあることを伝えました。
背にしていた城内を見渡し、落胆するレティーシャ。
名ばかりに踊る人たちに、レティーシャは呆れていることを伝えました。
その人たちに比べバイセンは、優れていることを話します。
その理由として、バイセンが水晶宮と関わっているから、とレティーシャは問い詰めました。
確信を突かれたこととレティーシャの好戦的な態度に、侮れないと、感じたバイセン。
水晶宮で利潤を得ていることにバイセンは気づかれます。
そんなバイセンに、レティーシャは話をふりました。
それは、「二重にスパイを・・・」でした。
3.旦那が美貌を隠す訳【第33話】感想と次回【第34話】考察予想
悪魔と手を組むぐらいお金に目がないバイセンなので、きっとレティーシャの話しにものってくる気がします!
4.まとめ
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