「旦那が美貌を隠す訳」は作家Hararaさん、Gabi Namさん、Jungyeonさんの作品です。
2.旦那が美貌を隠す訳【第34話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・賢女
美しく賢く佇むレティーシャの姿と発言に唾を飲み込むバイセン。
そんなバイセンに、レティーシャはもっとお金が欲しくないか、聞きました。
内容が気になったバイセンは、レティーシャの話に耳を傾けます。
レティーシャは、持っていた扇子を翼のように広げました。
扇子は思惑を隠すようにレティーシャの顔の近くでさ迷います。
そしてレティーシャは、自分の強みを話します。
それは、稀なドラゴンを従えていること、そして高価に取引されている異世界について詳しいことでした。
あまりの好条件に信じられない様子のバイセンは、レティーシャに質問します。
それは、悪魔や魔物退治に余念のないハルステッド領主夫人であるレティーシャが、なぜ悪魔や魔物の産物である水晶宮に興味があるかでした。
その質問に、レティーシャは狡猾に笑います。
そして、答えは全て自分のためだと答えました。
悪魔や魔物を退治すれば讃えられ、水晶宮で悪魔を騙しても誰にも咎められずお金を手に入れることができるからです。
これを人間に対してしてしまえば、何も得ることができないからでした。
そのため、何をしても問題ない悪魔を利用している、とレティーシャは話します。
その解答を聞いて、額に汗をかくバイセンはレティーシャを恐ろしいと思いつつ、手を組むことにしました。
・どこでも「扉」
後日、バイセンと手を組んだものの何も策戦がないレティーシャは、頭を抱えていました。
バイセンを守り騙しつつ、大悪魔ベレアルに勝つ方法をレティーシャは、模索します。
根本的に真正面から戦うには、人望や人手不足・・・。
そもそもバイセンも商売を続けるために、争いを嫌がるはず、とレティーシャは思いました。
商売とは、金、そして通行料であり異世界の物品・・・そこで、レティーシャは秘密の書を開き、何か知恵を得ようとします。
しかし、何も書かれておらず書物を放り投げました。
ふと、遠くに落ちた書物を眺め何かを思いつくレティーシャは、再び書物を拾います。
そして、気になっていた「次元の間」について書かれているページを開きます。
そこには、賢者の記録が書かれていました。
賢者は、異世界へと繋がる「間」を見つけます。
普通には通れないその「間」には、異世界の人が忘れてしまった、あるいは失くしてしまった物が浮かんでいました。
そこで賢者は、魔法使いと協力して「間」に「扉」を造ることに成功します。
その「扉」を開けることで意図して物を取り出すことができるようにしました。
この「扉」は、ベレアルの話していたバルロッサにもあります。
思い立ったら吉日、レティーシャはすぐさまドラゴンのバルハナスに乗りバルロッサに向かいました。
それらしき扉の前にやって来たレティーシャは、賢者が残した合言葉を頼りに、「扉」を開けます。
さらには、開かれた「間」に向いレティーシャは、鼻から息を吸い、山脈に響きこだまするほどの大声で、欲しいモノを叫びます。
賢者によると、欲しいモノを名前で声に出すと「扉」から出てくるようでした。
「アイスコーヒー!」
まさか出てくるはずない、と諦めているレティーシャの手元に「間」からなんとアイスコーヒーが飛び出してきました。
透明な容器にぎっしりと詰まった氷とコーヒーを両手で握り歓喜するレティーシャ。
3.旦那が美貌を隠す訳【第34話】感想と次回【第35話】考察予想
今いる世界では、アイスコーヒーがない?あまりにもレティーシャが喜ぶのでそう思いました。
何でも異世界から取り寄せることができるようになったレティーシャは、この世界ではかなり無敵です!
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4.まとめ
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