「旦那が美貌を隠す訳」は作家Hararaさん、Gabi Namさん、Jungyeonさんの作品です。
2.旦那が美貌を隠す訳【第38話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・本当の気持ち
背中で眠る赤ん坊をおぶいながら、書斎に向き合うエルデン。
ある紙に署名し終わり、エルデンは何かを成し遂げたような言葉を出します。
すると、眠っていたゴーレムの子供が起きて泣き出しました。
あやすエルデンですが、子供は一向に泣き止みません。
子供のあやし方が拙いエルデンに代わって、野生の特性を持ち合わせた戦士が助け船を出します。
ところで、エルデンがいったい何に署名をしていたのか、戦士は聞きました。
エルデンは、当たり前のように「離婚届」と答えます。
まさかのエルデンの発言に、戦士は驚きます。
ハルステッドから離れて暗黒界で生活していたエルデンが、毎夜、レティーシャを思い出し呟いていたことから、新婚生活は順調なのだろう、と戦士は思っていたからでした。
そのため、離婚を決断したエルデンの真意を戦士は、聞きます。
その質問に対して、エルデンはレティーシャが自分とは釣り合わないため、と答えました。
エルデンの回答に、戦士はそれ以外の理由を聞き出します。
しかし、エルデンは他に理由がないことを伝えました。
泣き止む子供を抱えながら、戦士はため息をつきます。
なぜなら、エルデンとレティーシャが普段行うお互いへの甘い態度から、「離婚」という言葉が戦士には、全く想像できなかったからでした。
そして、戦士はエルデンの本当の気持ちを聞き出そうとします。
離婚届けを握りしめるエルデンが、口を開こうとした瞬間、部屋にアレクサが慌てて入ってきました。
ただ事ではない様子のアレクサに、エルデンは事情をうかがいます。
青ざめたアレクサは、レティーシャがベレアルに連れていかれたことを告げました。
・エルデンが恐れていたこと
アレクサの報告の少し前、レティーシャの営むレストランに現れたベレアル。
マントを翻し正体を現したベレアルは、華美な装飾品にも引けをとらない肉体を持ち、さらにそれを際立たせるため簡素な布を身に纏っていました。
ベレアルを警戒するカサロに、レティーシャは落ち着くよう言います。
そして、自らが店の責任者としてレティーシャは、名乗りを上げました。
レティーシャが、予想通り店主だと判別できたベレアルは、水晶宮の従業員に命じ、レティーシャに布を被せさせます。
視界を奪われたレティーシャは、ベレアルに担ぎ込まれました。
レティーシャの危機に直面したアレクサ、カサロ、バスティアン。
バスティアンは、ベレアルに斧を振りかざします。
しかし、ベレアルはバスティアンの顔に右手を突きだし光を放ちました。
光を浴びたバスティアンの動きが止まり、ベレアルはバスティアンの攻撃に対して侮蔑の言葉を投げます。
そして、ベレアルは自分に従うようバスティアンに暗示をかけようとしました。
しかし、ベレアルに担がれていたレティーシャが、触れてほしくない体の部分にベレアルの手が来たため暴れてしまい、術を妨害します。
意識を失い倒れこむバスティアン。
未だに暴れる狂うレティーシャの態度に、収拾がつかないベレアルは、水晶宮の従業員にあるモノを出すよう指示しました。
従業員は、言われた通り腰巾着から収まるはずのないほど大きな門を取り出します。
何事もないかのようにベレアルは、その門を開き中に入っていきます。
何としてでもレティーシャを救うため、攻撃をしようとするカサロ。
しかし、門が閉まったことでベレアルとレティーシャは門と共に消えてしまいました。
空を斬ったカサロは、レティーシャを救えなかったことに、悔やみ焦りを見せます。
意識を取り戻し起き上がるバスティアンもまた、自分の不甲斐なさに面目立たないようでした。
そんなバスティアンに駆けつけたエルデンが問いかけます。
それは、子供だった自分とバスティアンしか知らない過去の記憶についてでした。
一刻を争う時、昔話をする気になれないバスティアンに、エルデンは次第に口調を強め、要望が命令となり、答えを求めます。
エルデンが、刀を握る音や興奮した目つきに、戦くバスティアンは、過去のエルデンの言葉を話しました。
話を聞いたエルデンは、刀を落としバスティアンを抱きしめ、涙を流します。
エルデンは、バスティアンがベレアルに操られていないことに安心しました。
早くレティーシャを助けなければ、と焦るバスティアンの言葉に、エルデンは気持ちを飲み込みます。
それは、このような事態に陥る前に・・・。
3.旦那が美貌を隠す訳【第38話】感想と次回【第39話】考察予想
両想いの二人の心境が、楽しみになって来ました!
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4.まとめ
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