「旦那が美貌を隠す訳」は作家Hararaさん、Gabi Namさん、Jungyeonさんの作品です。
2.旦那が美貌を隠す訳【第39話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・レティーシャの本心
ベレアルの本拠地に連れてこられたレティーシャ。
到着するやいなや、布に覆われたままのレティーシャは、乱暴に落とされます。
布からはみ出す足からもうかがえるほど、暴れるレティーシャの拘束をベレアルは取り除こうとしました。
最後の紐をほどき終わった瞬間、目に見えぬほどの早さでレティーシャの指が、ベレアルの目にめがけて突き刺さります。
悲鳴を上げるベレアルに向かい、レティーシャは行動通りの技の名前を披露しました。
目を押さえるベレアルは、自分より下位の立場である悪魔として、レティーシャを侮辱します。
しかし、それを水晶宮の執事が否定しました。
執事は、レティーシャが人間であることを報告します。
仮面で顔を隠し、長く赤い髪を揺らしながら視線を向けるレティーシャの姿に、ベレアルは思わず笑ってしまいました。
なぜなら、レティーシャが人間でありながら悪魔に対して商売をしていたからです。
大悪魔が美しい容姿で人を騙すことを聞いていたレティーシャは、ベレアルと視線が合わないように警戒していました。
しかし、いつの間にか間合いを詰められ鼻同士が触れあう距離にベレアルの顔がありました。
驚くレティーシャをよそに、ベレアルは視線を合わせます。
人間に術をかけることなど苦難ではないベレアルは、瞬く間にレティーシャに暗示をかけようとします。
操られるまでのカウントダウンを執事が数えます。
まだ意識があるものの、身動きがとれないレティーシャは焦りを感じていました。
不敵に笑うベレアルは、無抵抗なレティーシャから仮面を外し、その様子を楽しんでいます。
迫り来る数字が聞こえながら、レティーシャは沸々と湧き上がる自分の気持ちに気づきます。
それをレティーシャの本当の思いである、と話すベレアル。
レティーシャもまた、早くその言葉を放出させてしまいたい、と願いました。
ベレアルの催促と近づく数字に、レティーシャは抵抗します。
しかし、思い止めていた言葉がついに放たれてしまいました。
それは、ベレアルの容姿か不出来なことを表す言葉でした。
冷や汗をかくレティーシャと目を丸くするベレアル。
・跨がっているのは・・・
レティーシャの口から出た言葉が信じられないベレアルは、もう一度口にするよう命令します。
はっきりと鮮明に、もう一度その言葉を繰り返すレティーシャに、ベレアルは怒りが隠しきれません。
身体の呪縛が取れて、身動きができるようになったレティーシャ。
ベレアルの気持ちが揺らいだために、身動きができるようになった、とレティーシャは察します。
レティーシャの存在を信じられないベレアルは、もう一度暗示をかけようとしました。
改めて、場を仕切り直したベレアルは、髪をかき上げながら容姿端麗な自分の姿をレティーシャに、見せつけます。
それでもなお、レティーシャの考えは変わらず、ベレアルを否定しました。
意思を変えないレティーシャの態度に、ベレアルは怒りを露わにします。
いくら美しいとしても、日頃からエルデンを目の当たりにしているレティーシャからすれば、ベレアルの容姿は霞んで見えました。
そんなレティーシャが人間とは思えないベレアルは、人間であると報告した執事を問い詰めます。
怒られる執事は、苦し紛れにハルステッドが大悪魔と手を組んだ話を聞いたことがある、と呟きました。
そして、ベレアルの容貌を否定するレティーシャが普通ではない、と執事は話します。
ベレアルと執事の会話を前に、ここから脱出するにはベレアルの心を揺さぶる必要がある、とレティーシャは考えます。
そして、エルデンが現われるまで場を持たさなければならない、とレティーシャは目論みます。
執事との会話を終わらせ、レティーシャに当初の要件を伝えようとするベレアル。
これまでの件に意味がなかったことにレティーシャは嫌悪を出します。
そんなレティーシャの言葉を遮り、ベレアルは話を続けました。
それは、水晶宮の経営をレティーシャが邪魔をした理由についてでした。
簡単には、その理由を答えないレティーシャに、ベレアルは真の目的を伝えます。
あるモノがほしい、と要求するベレアルに、レティーシャは「秘密の書」かもしれない、と勘ぐり警戒しました。
しかし、ベレアルが求めたのは、レティーシャの店で使われている料理のレシピでした。
唖然とするレティーシャに、水晶宮の上客である猫の魔物を奪われたことに、ベレアルは腹を立てていることを伝えます。
それだけの理由で、連れ去られたことに苛立つレティーシャ。
しかし、ベレアルからすると、商売客である魔物を囲い込むことができれば経営が上手くいく、と豪語します。
そんな金に目がないベレアルの考え方には、隙があるとレティーシャは策を練ります。
力では及ばないが、言葉で仕掛けるレティーシャ。
レシピ次第で、この度の一件はなかったことにする、と話すベレアル。
金額を提示するベレアルに、レティーシャは否定し、動揺せず飲み物を口にしました。
苛立つベレアルは、レティーシャに飲み物を勧める執事に当たります。
そして、そんな執事に側に控える人間と同じような扱いをさせる、とベレアルは脅します。
ベレアルの考え方に納得ができないレティーシャ。
しかし、レティーシャもまたお金を巻き上げている、とベレアルは訴えます。
金を巻き上げることと、営むことは違うと力説しようとするレティーシャに、ベレアルは金が全て、と反論しました。
屋敷に響く大きな音と共に二人の会話を割って入ってきた執事は、ドラゴンが侵入してきたことを報告します。
バルコニーに足を運び空を見上げたレティーシャは、ドラゴンに跨がるエルデンの姿を捕らえます。
3.旦那が美貌を隠す訳【第39話】感想と次回【第40話】考察予想
確かにベレアルも美しい存在ですが、レティーシャのいうとおり、エルデンには及びません。
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4.まとめ
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