【第43話】旦那が美貌を隠す訳、感想・ネタバレ 「契約書」によってレティーシャが手に入れた主従関係

旦那が美貌を隠す訳

「旦那が美貌を隠す訳」は作家Hararaさん、Gabi Namさん、Jungyeonさんの作品です。

もともとは小さな体格の小動物だったベレアル・・・!?

言葉巧みに、ある家族の弱みにつけ込み、ついに手に入れた少女の魂。

ベレアルの真の目的とはいったい・・・。


  • まだ前話を読んでいない方はこちらから↓

1.旦那が美貌を隠す訳【第43話】考察予想と感想

久しぶりにレティーシャとエルデンの夫婦らしい場面が見られて、面白かったです。

2.旦那が美貌を隠す訳【第43話】ネタバレとあらすじ

※ネタバレ注意!!

・「契約書」をください

バイセンとともに、策戦を練るレティーシャ。

レティーシャは、ベレアルもまたかなり思考を巡らせていることに、少し悩みます。

エルデンは、バルロッサの守備が堅固なものとなっていることを伝えました。

バルロッサを守備しているのが、ストーンゴーレムと知ったバイセンは驚きます。

その理由は、ゴーレムがエルデンたちの言うことを聞き、従っているためでした。

まだ十分な数ではないことを話すエルデンに、それでもバイセンは衝撃を隠せません。

魔族であるゴーレムを本当に従わせているかどうかレティーシャに問うバイセン。

しかし、うやむやな返答で終わらすレティーシャをバイセンは、侮れないと感じました。

ベレアルの動向を読んだレティーシャには、迎撃するための準備が必要、とエルデンとバイセンに話します。

少し時間を要する、と話すレティーシャに、二人はどんな内容か聞きました。

その質問にレティーシャは、試してみる必要がある、と答えました。

魅惑な食べ物に魅了され意識が朦朧とするスナネコたちは、より一層その食べ物を求めて、レティーシャの営む店もはびこります。

開店の合図としてレティーシャによって勢いよく開かれた扉。

スナネコたちは、我先に魅惑的な食べ物を欲し群がりました。

対価として硬貨を突き出すスナネコをレティーシャは拒みます。

そして、今日から硬貨ではなく、「契約書」での支払いとすることを宣言しました。

昨晩、エルデンに「契約書」について疑問を投げかけるレティーシャ。

「契約書」は目に見えるものはなく、魔族と人、お互いの意識の中に持ち合わせていることをエルデンは説明します。

そして、その「契約書」の数、つまり人の心やどれだけ浸食しているかどうかで、魔族の力が決まります。

人の心につけこみ、連鎖させることが、魔族の楽しみでもあり力の強さを示すものでした。

いくつもの契約を結ぶことで、力の弱い魔族であってもいずれ悪魔になることができる、とエルデンは話しました。

契約をする際対人においては、弱い部分を掌握することで結ぶのに対し、対魔物、あるいは悪魔においては、明確な主従関係を軸に結ばれます。

そうすることで、主となった悪魔は、従えることとなった魔物がこれまで結んでいた契約も手にすることができます

バイセンもまた、ベレアルと「契約書」を交わしているのか疑問に思うレティーシャ。

所有するアーティファクトのおかげでバイセンは、守られていることをエルデンは、レティーシャに教えました。

しかし、ベレアルとこの先ずっと関係を持ち続ければ、頼りのアーティファクトが壊れてしまう、とエルデンは懸念していました。

ある契約の中に、さらに他の契約が幾つも重なることで、解くことが難しくなっていくことをレティーシャは、理解しました。

レティーシャの理解を助長するように、悪魔と関わりを持てば、身が滅んだとしても関係が消えることはないだろう、とエルデンは話します。

そこでレティーシャが考えたのは、他の魔族が有する「契約書」を手に入れることでした。

・どうぞどうぞ

支払いが突然「契約書」となったことで焦るスナネコたち。

「契約書」がない者や、ここの誰よりも価値のある「契約書」を持っている、と豪語するスナネコがいました。

そこで、レティーシャはわかりやすく、どんな「契約書」であっても、それを1つの硬貨と見立てることにしました。

1つの硬貨で魅惑的な食べ物が得られることを聞いたスナネコたちは、こぞって「契約書」を硬貨に換えます。

代償として得た硬貨を目の前に、不思議がるアレクサたちに、レティーシャはそれが「契約書」であることを説明します。

目に見えないものである「契約書」を見えるようにしたのが、アレクサの持つ硬貨である、とレティーシャは話しました。

見えないものの、硬貨の中でひしめき合う契約関係が、決して千切れることはなく、さらには、現在この契約を統べていのは自分である、とレティーシャは伝えます。

この「契約書」さえあれば、きっとベレアルは興味を持つはず、とレティーシャは考えていました。

その頃、ベレアルはうり坊のような魔物にレティーシャたちの様子をうかがわせていた報告を受けていました。

うり坊によると、バルロッサにゴーレムが在中し、そのそばにはエルデンや奇抜な人物たちがいたようです。

さらには、ゴーレムはエルデンの話しに耳を傾けている様子だったことを聞いたベレアルは、驚きました。

バルロッサを取り戻してから、ハルステッドを攻めようと考えていたベレアルは、ゴーレムがいることで、バルロッサにさえも迂闊に手出しできないことに悩みます。

悩み抜いた末、ベレアルは真っ向勝負に挑むことを決意しました。

エルデンと共に、席に座るレティーシャ。

「離婚届」を突きつけられてそれをなかったことにした日以来、エルデンの近くにいて欲しい、という要望から二人の距離はぐっと縮まっていました。

密着度の高いことから、早くベレアルが来ないか、レティーシャは思います。

そんなレティーシャに話かけるエルデン。

レティーシャは、ついに仮面越しでもエルデンの美貌が浮かぶようになりました。

心臓が高鳴るレティーシャの背後から、突如ベレアルが現われます。

宙に浮かぶベレアルは、二人を見下ろします。

3.旦那が美貌を隠す訳【第43話】感想と次回【第44話】考察予想

レティーシャは、本当に賢いと思いました。

4.まとめ

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