2.旦那が美貌を隠す訳【第44話】ネタバレとあらすじ

※ネタバレ注意！！

・甘いやりとり

宙に浮かぶベレアルは、悠々とレティーシャとエルデンを見下ろします。

袖が長く、肩の露出の激しい華美な服を纏うベレアルをエルデンもまた認識しました。

レティーシャ奪還の際に、エルデンやバルハナスによって屋敷を壊されたことを根に持つベレアル。

エルデンは、そのことに全く気にもとめず、それどころかレティーシャを誘拐した代償に釣り合わない、と不服な気持ちでした。

ベレアルの態度や言葉が気に入らないエルデンは、ベレアルを黙らせるため、挑発をします。

刀に手をかけるエルデンに、ベレアルは怒りを感じすぐにでも交戦が始まりそうでした。

そんな二人のにらみ合う様子を確かめるレティーシャは、間に割って入ります。

ベレアルの来訪を受け入れるレティーシャ。

自分を迎え入れるレティーシャに、ベレアルは興味を持ちました。

浮かせていた身体を地面に降り立たせ、レティーシャに近づくベレアル。

エルデンは、レティーシャに近づくのを止めるようベレアルに忠告します。

エルデンの恐ろしい剣幕から、レティーシャとの取引ができないことをベレアルは懸念しました。

レティーシャは、エルデンの気持ちを察します。

一緒にいて欲しい、とエルデンにお願いしたレティーシャ。

しかし、両親を悪魔に奪われてしまったエルデンからすれは、そのお願いがいかに辛いものか検討がつかない事でした。

気迫の収らないエルデンに近寄るレティーシャは、辛ければ店の外で待っていてくれても大丈夫、と声をかけます。

レティーシャから店の外で待つよう言われたエルデンは、ショックで涙ぐみました。

レティーシャとは、商売の話があるため、エルデンに出て行くように助長するベレアル。

しかし、エルデンはレティーシャの手を握り、約束を破ることになるため、それはできない、と言います。

仮面の奥に感じるエルデンの甘く物憂げな表情を可愛い、とレティーシャは感じました。

二人だけの空気に辟易とするベレアルは、とりあえず自分の気持ちを伝えます。

それは、レティーシャの商売を買い取ることでした。

・やりよる！

ベレアルの言葉を好戦的に受け止めるレティーシャは、言葉を返します。

レティーシャに対して、返答するベレアル。

ベレアルがたった少し言葉を放つだけで、エルデンは食いかかりました。

エルデンがいれば、話が進まないと起こるベレアルに、レティーシャは少し納得します。

エルデンを宥めるレティーシャ。

一方で、ベレアルは商談のために体裁良くした格好がエルデンによって台無しになった、と考えています。

さらには、人を魅了するはずの自分の容姿に、レティーシャが何の反応も示さないことを懸念しました。

また、醜い容姿を持っているはずのエルデンが、自分に刃向かうこともベレアルは気がかりです。

エルデンの態度から、悪魔に何か因縁でも持ち合わせているかも知れない、と勘ぐるベレアル。

あまりにもぶれることのないエルデンの視線に、ベレアルは内面が読み取れそうだ、と感じます。

エルデンの怒る理由を確かめるために、エルデンの内面に耳を傾けたベレアル。

エルデンの心は、ベレアルがレティーシャを見ることに対しての怒りが満ちあふれていました。

エルデンの気迫に圧倒されたベレアルに、レティーシャは商売の書類を持ってきます。

ベレアルとエルデンは、実際には聞こえない心だけのやりとりをします。

商談の際は、レティーシャを見ないように、忠告するエルデンの訴えを真っ向からベレアルは否定しました。

相手の顔を見ずに商談はできない、とまっとうなことを話すベレアルに、エルデンは強制的に見られないよう脅しをかけます。

エルデンに恐れを抱くベレアル。

二人が何をしているのか分からないレティーシャは、とりあえず商談を進めようとしました。

経営する店に案内するレティーシャ。

一心不乱に魅惑的な食べ物を舐め回すスナネコたちを見たベレアルは、料理の作り方が気になります。

レティーシャの指示通りある看板を目にしたベレアルは、一つ疑問に思います。

それは、お代が「コイン」で示されていたことでした。

レティーシャは、「コイン」によって支払われることで新たな価値を生み出そうとしていることを話します。

これまでのように人間界で用いられる硬貨を使用すれば、いずれ慢性化し価値が下がってしまう未来を予想するレティーシャ。

そこでレティーシャは、考え出した「コイン」という概念によって悪魔界を席巻することができる、と言いました。

レティーシャの言い分を理解し、納得したベレアル。

3.旦那が美貌を隠す訳【第44話】感想と次回【第45話】考察予想

ベレアルに商売を譲ることで、どんな展開になるのか・・・。

4.まとめ