「旦那が美貌を隠す訳」は作家Hararaさん、Gabi Namさん、Jungyeonさんの作品です。
2.旦那が美貌を隠す訳【第50話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・救われた
ベレアルに勝利したかどうかを再確認するカサロ。
カサロは、頭上から降り落ちるあるものに、レティーシャの目を向けるよう声を出します。
それは、色とりどりの宝石でした。
宝石は、レティーシャの持つインベントリーに光となって入り込んでいきます。
突然、重たく感じたインベントリーの中を覗くレティーシャ。
目が飛び出るほど驚くレティーシャは、インベントリー内に、ベレアルの全ての財産が収まっていることに気づきます。
レティーシャの言葉に驚くエルデンたち。
ハルステッドの人たちの背後で、ベレアルに操られていた女性が声をかけました。
彼女は、城の名前が本来、「セレンナス」と呼ばれていたことを説明します。
しかし、ベレアルが城の主と契約することで、城は勿論、城の人全てを掌握した、と彼女は話します。
ベレアルが大悪魔の名前を手に入れたことで、「ダイヤモンドキャッスル」と呼ばれるようになったようでした。
ベレアルと交わされていた契約が解除されたことで、城の人、そして自分、身内も助けられた、と彼女はレティーシャに感謝します。
彼女の何を助けたのかわからないレティーシャ。
みるみる体が透けていく彼女は、すでに体は滅び魂だけの存在でした。
長く城に居すぎた、と彼女は、身内に会えることを喜び、ハルステッドの人たちに感謝の思いでいっぱいのまま跡形もなく消えていきます。
・伝えたかった
人々は、ある噂を耳にします。
それは、ハルステッドがデビルハントに成功し、お金持ちになっていたことでした。
ハルステッドでは不自由のないな生活ができる、と人々は話します。
ハルステッドに住めば、あらゆる援助と保障が得られるため、転居しようか人々は悩んでいました。
目を輝かせるバスティアンは、支給された金銭で、憧れの珈琲マシーンを買いました。
喜ぶバスティアンの次に、カサロは何を購入したのか、レティーシャは聞きます。
カサロは夢だった、船を買った、とレティーシャに伝えました。
驚くレティーシャは、カサロの諦めない夢に、感動します。
レティーシャは、アレクサも何を買ったのか聞きました。
しかし、アレクサは自分は大丈夫、と答えます。
アレクサの背後で躊躇いながら話しかけるエルデン。
エルデンは、アレクサにあるものを渡します。
それは、過去にハルステッドが財政難に陥っていた際、アレクサが売ってお金に変えてくれた大切な指輪でした。
驚くアレクサは、なぜここにこの指輪があるのか、エルデンに聞きます。
エルデンは、必ずアレクサの手元に戻れるよう、指輪の動向を常に把握していたことを伝えました。
思ってもみない贈り物に感動し、エルデンとレティーシャに感謝するアレクサ。
しかし、レティーシャは感謝すべきは自分、と言います。
なぜなら、アレクサたちが自分を信用しなければ、できない所業ばかりだったから、と話しました。
安寧を手に入れたレティーシャには、まだ一つ懸念すべきはことがありました。
それは、エルデンとの「離婚」についてです。
その日の夜に、エルデンにある話をしようと、呼び出したレティーシャ。
それは、「離婚届」を喪失させてしまったことでした。
うつむきながら申し訳なさそうに話すレティーシャをエルデンは、目が点となります。
盛大に謝罪するレティーシャは、エルデンもきっと怒ったはず、と上目遣いでエルデンを見上げました。
そこには、口元を隠し呆気に取られたエルデンの姿があります。
少し口元の緩んだエルデンは、改めて「離婚届」を再発行してもらわなければ、と仕方がない様子で、話しました。
という話しになり、離婚から距離を置きたいレティーシャは、まったく違う話をしようと心がけます。
時計の針が十二時を告げるようとするため、日を改めて話をすることを提案するレティーシャ。
慌てて去ろうとするレティーシャをエルデンは、名前で呼び止めます。
自分の名前を呼ぶエルデンの言葉に、レティーシャはベレアルに連れ去らせた際にもエルデンに名前を呼んでもらったことで、勇気をもらった、と言いました。
そんなレティーシャの言葉に、エルデンは顔を紅くします。
もっと名前を呼んでほしい、とお願いするレティーシャは、離婚してしまえば二度と聞けなくなるため、と考えました。
ずっとそばにいたい、と願うレティーシャ。
そんなレティーシャに、エルデンは「今夜・・・」と言いました。
色々なことを考え頭がいっぱいになるレティーシャは、自分は大丈夫、と答えます。
立ち上がるエルデンは、おもむろに棚から箱を取り出しました。
多忙のあまり覚えていない、とレティーシャに伝えます。
微笑むエルデンに、レティーシャは何のことか分かりません。
レティーシャの前で跪くエルデンは、緊張してしまう、と言いました。
贈り物ではなく、ある言葉を伝えたい気持ちがあった、とエルデン。
十二時を知らせる時計の音が鳴り、エルデンは箱の蓋を開けます。
そこには、美しいネックレスが収まっていました。
そして、7年会えなかった分、エルデンは伝えました。
それは、レティーシャの誕生日を祝う言葉です。
心臓の鼓動とともに、紅く染まるレティーシャの頬。
3.旦那が美貌を隠す訳【第50話】感想と次回【第51話】考察予想
いい夫婦です。
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4.まとめ
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