「異世界で奴隷になりましたが」は作家鳥下ビニールさんと国原さんの作品です。
2.異世界で奴隷になりましたが【第2巻】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・すでに準備万端!
ジルドレは、団長を覗く騎士団のメンバーと話し合いをしています。
それは、ダグラスとチカの関係についてでした。
誰が見ても二人とも気持ちがあり、なおかつダグラスがチカにぞっこんであることでした。
ダグラスに大切にされている、性的な役割を担う奴隷としてのチカ。
しかし、チカはユニコーンによって純血であることを証明されました。
ジルドレは、そのことに納得ができません。
ユニコーンが見誤るはずもなく、それならばダグラスが幼いチカに哀れみを感じてそばに置いている可能性があることを騎士団のメンバーは言います。
チカを危険な目に晒した一件で、ダグラスに睨まれたジルドレは、その理由がわかりませんでした。
騎士団のメンバーは、自分の妹が万が一ジルドレと話していても気にくわない、と言います。
チカが家にいることでダグラスが早く帰るようになったことで、結果的に騎士団のメンバーは恩恵が得られることに気がつきます。
それは、早く帰宅することでその後の私生活が豊になることでした。
話し合いの結果、二人が夫婦となればその恩恵が永遠に得られる、という結論に至ります。
そして、仕事の早いジルドレはダグラスに事の経緯を話し、媚薬を差し出します。
勤務中にも関わらず、私的な話し合いをしていたジルドレに呆れながらダグラスは、紅茶を口にしました。
媚薬を用いれば、チカが未経験だとしても痛くないはず、とダグラスに説明するジルドレ。
しかし、ダグラスはチカとは想像しているような関係ではない、ということを伝え紅茶を堪能します。
いつもよりも美味しく感じた紅茶を準備してくれた人に感謝の気持ちを伝えておくよう、ジルドレに言づてを頼みました。
帰ろうとするダグラスの胸ポケットに、ジルドレは強引に媚薬を差し込み、「残り」はチカへ、と話しました。
脈が速く、短い間隔で何度も呼吸を繰り返すダグラスは、寝所に横になるチカに跨がっています。
ジルドレの言葉を思い返し、自分がすでに媚薬を含んでしまいこのような状況に陥っていることをチカに謝るダグラス。
なぜ、仕事場で媚薬を含む機会があるのか疑問に思うチカですが、自分の置かれた立場を冷静に考えます。
それは、自分に跨がるダグラスが抑えきれない衝動を対処するため、下から熱を帯びたものを露わにしようとしていることでした。
このままでは、穴が破られてしまうと察したチカは、ダグラスが取り出そうとする規格外なものを両手で包みます。
そして、自分の身を守るためチカは微笑みながら、ダグラスに進言しました。
それは、穴ではなく手によって、欲求を吐き出すことでした。
身体が高揚したままのダグラスのお腹付近で、ひたすら濡れた音を奏でるチカ。
顔に触れてこようとするダグラスの手をチカは遮ります。
何度目かわからない止めを刺されたダグラスは、身体を震わせます。
媚薬によって、普段とは違ってしまったダグラスをチカは、客観的に伝えました。
万が一、ダグラスの思うまま自分の身体を明け渡してしまえば、人生が終わってしまう、とチカは話します。
驚くダグラスに、チカは説明を続けました。
自分よりも何十倍も忍耐力のあるダグラス、なおかつ無尽蔵に差し込まれ欲求のまま動かれれば、破けてしまう、とチカは手に握るもう一人のダグラスを強く掴みます。
再びはじけるダグラスに、チカは謝りながらこのまま役目を果たすことを言いました。
そして、それと同時にあの頃を思い出します。
・もう少しで・・・
それは、敵国に捕まったダグラスをチカは「少年」と偽り世話をしていた頃のことでした。
危害を加えられ気持ちに余裕のなくなった敵兵の面倒は、誰も見たがらずたびたびチカが、見るようです。
ダグラスの身体を拭うことを命じられたチカもまた、面倒を見ることに恐怖を感じつつも、従わないことで罰せられることに怯えていたため、仕方がありませんでした。
顔からはじめ、徐々に下へと布で拭っていくチカ。
ある場所を拭おうとするチカをダグラスは拒絶します。
しかし、チカはダグラスをくまなく清潔にしなければ上に怒られることを恐れていました。
止めようとしないチカをダグラスは脚で蹴飛ばします。
奴隷であるチカもまた、自由がままならない立場であり、次にいつできるかわからない洗濯について服を汚さないよう気をつけていました。
それをダグラスによって、邪魔をされたチカは仕返しをしようと試みます。
ダグラスを見下ろすチカは、不敵に笑います。
快楽に耐えるダグラスの表情を楽しむチカは、地面近くで両手を上下に動かしていました。
短い言葉を発しながら、背中の後ろで縛られた両手を解こうともがくダグラスは、ついにある一定の領域に達しようとしました。
羞恥を晒すまい、と抵抗する意思を見せたダグラスの言葉を意地悪くも素直に受け入れたチカは、動作を止めます。
寸前のところで止められてしまったことに我に返るダグラスは、チカの嫌みに不服な気持ちになりました。
そんなダグラスにチカは、次に何をしてほしいかどうか耳元でささやきます。
突如として異世界に紛れ込んでしまったチカは、成長過程のため男性と間違われたことを逆手に取り、なんとか生き伸びてきました。
そして、出会ったダグラスを恥辱することでチカは荒んだ心を満たしていました。
いつものようにダグラスの世話にやって来たチカは、新たな試みをしようとします。
少し尖った胸に吸い付くチカは舌で、何度も同じ場所を押さえます。
あの頃と同じようにダグラスの胸を舌でなぞるチカ。
そんなチカの所作や体格が「少年」に似ている、とダグラスは思い出しました。
目を覚ましたダグラスは、いつものように身体を拭うチカの目の色に興味を持ちます。
食事を取っていない横たわるダグラスのために、チカは水を飲ませようとしました。
しかし、上手く口に水が入らないため、チカは自ら口に水を含み、ダグラスの口に直接注ぎ込みました。
素直にチカを受け入れるダグラスは、今日はいつもと同じことをしないのかどうかチカに聞きます。
自分以外の全員が、ダグラスが今後どうなったとしても全く気にしていない事をチカは呟きました。
そんなチカにダグラスは、もう一度水が欲しい、といいました。
口をつけるチカをダグラスは身を起こし、押さえつけチカの口の中を堪能します。
顔を紅くする少年と偽るチカ。
「少年」とチカを重ねるダグラスは、同性や少年が好きなわけではない、と思います。
何度も絞られたダグラスは、朝になり目を覚ましました。
そして、ジルドレを許さない、と考えるダグラス。
布団を被り寝込むチカは、どうやら風邪を召したようでした。
汚れたシーツを手で洗ったことが原因だとチカは考えながら、ご飯の用意をしなければ、と準備を始めます。
チカと一緒に食事をとるダグラスは、チカと同じ種族について聞きました。
見た目や態度、住んでいる場所はどこなのか問うダグラス。
異世界であるため具体的に話すことができず、この世界に自分と同じような人間が迷い込んでいるかも分からないチカ。
異世界の住人であることをチカはダグラスに話せませんでした。
チカの発言から「少年」の経緯をダグラスは思い浮かべます。
そして、あの頃にされたことに対しても恨む気にはなりませんでした。
何もかも失ったチカの話を聞いたダグラスは、チカに謝りました。
なんともない、と受け答えするチカの顔が悪いことにダグラスは気がつきます。
大丈夫、と返答するチカに見送られたダグラスは仕事に向かいました。
閉じられ玄関を前に、チカはそのまま冷えた床で眠ってしまいます。
仕事をしなければならない、と考えながらチカは、元々住んでいた世界の夢を見ました。
あたりまえのような日常生活を送るチカは、両親と話をします。
それは、もう自分が働いていることでした。
心配する両親は、本当にそのまま奴隷でいいのかどうか、聞きました。
しかし、チカは元の世界に戻れないため諦めた気持ちのまま涙を流し眠り続けます。
媚薬の件で、ジルドレに山のような仕事を与えたダグラスは、帰宅します。
帰宅したダグラスは、玄関を開け、そこに倒れ込むチカの姿に驚きました。
3.異世界で奴隷になりましたが【第2巻】感想と次回【第3巻】考察予想
ダグラスは、「少年」として出会ったチカのことをどのように感じていたのか興味があります。
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4.まとめ
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