「異世界で奴隷になりましたが」は作家鳥下ビニールさんと国原さんの作品です。
2.異世界で奴隷になりましたが【第5巻】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・拘束されて
右手で顔を撫でながら、チカの簡素な服を脱がしていくダグラス。
意図も簡単に露わになった、申し訳なさそうにふっくらしたチカの乳房をダグラスは優しく覆い、収縮を楽しみながら揉みます。
感度が良好な部分を何度も刺激されることで感じる快楽に、血が熱くなるチカ。
ダグラスに抱えられたチカは、ダグラスの首に腕を回し、肩に顔を置きます。
チカの耳元で、素直に自分の指示に従うチカを褒めるダグラス。
背中に手を回し、滑らせた先に到着した丸みを帯びた部分をダグラスは確かめました。
チカの下着に侵入したダグラスは、チカの秘部を指で刺激します。
繰り返される指の動きで、身体が痙攣するチカ。
うわごとのようにチカは、ダグラスの名前を呼びます。
上手く達することができたならばお仕置きは終わり、と呟くダグラス。
液体があふれ出す音が増す中、チカもまたダグラスの名前以外に、あることを呟きます。
それは、もう止めて欲しい、という言葉でした。
しかし、チカの熱を帯びた身体を感じ、何度も聞こえる隠微な音に興奮するダグラスは指の動きを止めようとしません。
その時、首元に大きな滴が落ちたことに気がついたダグラス。
ダグラスは、チカが泣いていることを知ります。
二度と部屋に忍び込んだりしないため、お仕置きをしないで欲しい、泣きながら謝るチカを見たダグラスは、我に返ります。
そして、すぐさまチカから離れ、土下座をして謝りました。
チカを性的な道具として扱わないことをダグラスは約束していたことを思いだし、反省します。
できることなら何でもする、と謝るダグラスにチカは、紐が欲しい、と言いました。
承諾するダグラスですが、紐はないためベルトで我慢して欲しい、とお願いします。
両腕を背中で縛られたダグラスは、目隠しもされます。
その間チカは、先ほどされていたことがとても恥ずかしかった、と話していました。
話を聞きながら、初めはチカが部屋に入り、下半身を触りだしたのでは、と考えるダグラス。
ダグラスの身動きを制限したチカは、ダグラスにも自分と同じような待遇をさせる、といいました。
チカのその言葉に、捕虜時代の世話係だった「少年」の顔を思い出すダグラス。
次の瞬間、ダグラスはチカに首元を噛まれ、歯形をつけられ、その部分を舐められました。
視界を奪われたことで、肌の感覚が研ぎ澄まされたダグラスは、耳を舐めなれるだけで敏感に反応してしまいます。
上着を捲られて、ツンと尖ったものをつねられるダグラスは、思わず吐息とともに声を出しました。
ダグラスを押し倒すチカは、悪戯に笑います。
次々に、ダグラスを噛み、その部位を舌で舐めるチカ。
チカの顔が近づいた気配を感じダグラス。
チカは、ダグラスの鼻をかじります。
キスをされるかと思ったはず、とチカは大きく笑いながら身体を後ろに反らせました。
身体を支えるために手をついたチカ。
しかし、その場所には強く主張してくるもう一人ダグラスがいました。
拘束を解いて欲しい、と懇願するダグラスをチカは断ります。
チカの嫌がることはしないが、解いてもらわないときっとチカが困る、とダグラスは言いました。
ダグラスの願いに応じるチカは、ベルトを解きながらダグラスの性癖を疑います。
一方で、ダグラス自身が混乱していました。
秘密を隠すため、自分を売りに出したりしないか戸惑うチカに、そんなことはしないが、話さないで欲しい、と言いました。
誰にも話しはしないが、お願いすることの脅しに使える、と考えたチカはあらゆることをお願いしました。
満足したチカに、ダグラスは自分が機能した理由を話します。
それは、チカが触れている、と思うと身体が反応してしまった、と話すダグラス。
目隠しを取りたい、と話すダグラスにチカは慌ててまだ外してほしくない、と言いました。
チカの顔が見たいダグラス。
チカは部屋から出るため、出たあとに取るよう言いました。
しかし、ダグラスは待てないため、あと数秒で取り外す、話します。
数を数え出すダグラスから逃げるように、部屋を出ようとするチカ。
予定通りの時間数え終わったダグラスは、目隠しを取りながら、チカを呼び止めます。
振り向いたチカの顔は恥ずかしさのあまり紅くなっており、そんなチカにダグラスは夜の挨拶を言いました。
拗ねたように返事を返したチカをダグラスは、好き、と感じます。
・愛おしい
ダグラスからお願いした通りの洋服をもらったチカは、嬉しさを表現しつつ申し訳なさそうな顔をしました。
そんなチカの貰ってもいい、つまり幸せになってもいい、という考えに至らない様子がダグラスには不憫に感じました。
ダグラスは、自分がチカにあげたいと思ったため、貰って欲しい、と言います。
表情を明るくし、喜ぶチカ。
どの洋服が気に入ったか問いかけるダグラスに、チカは一着の服を取り出し微笑みます。
そんなチカに愛情を抱くダグラスは、チカの奴隷としての立場がもうすぐなくなる可能性を示唆しました。
そして、奴隷でなくなったチカが、進んで自分を選んでほしい、とダグラスは願います。
郵便を受け取ったチカは、ある一通の手紙を落としてしまいます。
宛名には、「ユニコーンの乙女」と書かれており、誰だろう、とあまり気にとめませんでした。
お気に入りの洋服に着替えたチカは、買い出しに向かいます。
一見普通の町娘に見えるものの、首輪によって現実に引き戻されるチカ。
しかし、その首輪が自分の身を保障するものである、とチカは自覚していました。
こちらの世界に紛れ込んだ際は、全て良くない夢であろう、と逃避していたチカでしたが、夢ではない、と実感した時から、生きることを考え、そしてダグラスに買われてからは、平凡な暮らしをしているチカ。
ダグラスのことが好きであり、ダグラスもまた自分を好いていると思うチカは、そんなダグラスが自分を優しく扱う態度から、どこか深い部分にある心が温まる気がチカはしていました。
それでもいつかもう一度あちら側の世界に戻りたい、と考えるチカ。
長くこちら側にいたために、あちら側でなじめるかどうか、家族も自分を覚えているかどうかチカは不安になります。
誰もが家族とそばに毎日いられることを疑いもしていないはず、と物思いに耽るチカに声をかける人物がいました。
その男性は、船乗りのため、故郷に連れて返してあげる、とチカに言います。
しかし、チカは鼻で笑い、帰れるなら帰っている、と男性の誘いを断りました。
走り出すチカは、涙が止まらず道ばたに蹲ります。
そんなチカを心配し声をかける女性がいます。
パン屋で働くマリーは、店にチカを連れて帰り、たくさんパンを食べさせました。
チカが奴隷であるため、苦労が多いだろう、と気を使うマリー。
マリーに感謝をするチカ。
マリーは、あのままチカをほっておく方が辛い、と言いました。
そこに店にお客が来ます。
出迎えるマリーに対して、身体がかゆくなるような言葉をかける男性の声に、聞き覚えのあったチカは、思わず飲み物を吹き出してしまいます。
むせて謝るチカを心配して見に来たマリー。
そしてお客である男性もまた、チカの声に聞き覚えがあり、裏を覗きました。
お互い気まずさを感じるチカとジルドレでした。
仕事から帰ったダグラスは、まだ屋敷にチカが帰っていないことに気がつきます。
買い出しに出かけているだろう、と考えますが、今後は夜遅くまでは危ないため、注意しなければ、と考えていました。
食卓に置かれた一通の手紙を見て驚いたダグラスは、慌てて鍵付の引き出しにしまっておいた手紙を確認します。
チカが逃げだそうとしているのでは、と話していた弟の言葉を思い出したダグラスは、屋敷を飛び出します。
なぜパン屋にいたのか理由を尋ねるジルドレに、チカはある男性と出会ったことを話しました。
その男性が、ダグラスに似ていたかどうか確認するジルドレに、チカは似ていたような気もしないわけではない、と答えます。
しかし、圧倒的にダグラスの方が素晴しい、と胸を張るチカ。
ジルドレは、その男性と遭遇したことは、ダグラスに黙っていて欲しい、と言いました。
得たいの知れない人物を庇うジルドレを怪しむチカ。
チカを探すダグラスは、路地の隙間から見えたチカに気がつきます。
その時のチカはジルドレがパン屋で話していた恥ずかしい言葉の数々をまねしていました。
そんなチカを止めるために、チカの肩を掴むジルドレ。
しかし、ジルドレはすぐさまその手をどかしました。
裏を見ながら青ざめるジルドレの様子から、振り返るチカ。
そこには、ダグラスがいました。
ジルドレは、何事もなかったかのように、チカに声をかけその場から走り去りました。
ダグラスに近寄るチカは、ジルドレに苛立ちを感じ身動きしないダグラスの手を握り帰ることを促しました。
どこに帰るのか問いかけるダグラスに、チカは当たり前のように屋敷に、と答えます。
手を握りながら帰る二人。
ダグラスは、チカにジルドレが好きかどうか、と聞きました。
チカは、自分が好きなのはダグラス、と答え、ダグラスもまた自分のことが好きではないのか、聞きます。
「好き」と答え足を止めるダグラス。
急に止まるダグラスのため、身体が引っ張られたチカ。
ダグラスはもう一度自分が好きである、とチカに言うよう催促します。
チカは、早く帰らなければご飯を作らない、と不機嫌にしました。
歩みを進めるダグラスは、それならば抱きしめたい、と伝えます。
華麗に話をそらし、ため息を吐くチカの姿を見たダグラスは、微笑みました。
屋敷に入るなり、チカを抱きしめるダグラス。
ダグラスの顔を覗こうとするチカに、ダグラスは強引にキスをしました。
顔を離したダグラスは、チカにあることを尋ねました。
それは、チカが「少年」だったかどうかでした。
そうだとすればどうするのか、とダグラスを見上げるチカ。
見下ろしたチカの顔を見たダグラスは、チカを強く抱きしめ、抱えあげました。
3.異世界で奴隷になりましたが【第5巻】感想と次回【第6巻】考察予想
いよいよ気づくのだろうか・・・。
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4.まとめ
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