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1.九尾の狐とキケンな同居【第126話】あらすじ
~運命の相手~
手を握ってくれる成仁(なりひと)に、凉子は過去の男性を重ねました。
成仁のいう通り、茜を探してもらうことにした凉子。
なかなか目の前から場所を離れない成仁。
成仁は、凉子が帰るのを見届けるつもりです。
本当は、凉子ともっと長く一緒にいたい、と成仁は笑って言いました。
その笑顔と温もりに、凉子は勘違いしそうになります。
凉子を椅子に座らせた成仁は、改めて茜を探しに行きました。
成仁がいなくなり、ため息をつく凉子。
すると、隣に山の神がどこからともなく現れます。
人間になり、精気が必要ない凉子が、今さら恋をしているわけないか、と勝手に言いつけました。
もしかして、初恋の男性に似ているから、と楽しそうに山の神は、詮索します。
「いつの話・・・?」と凉子。
たとえ、その話だとしても、愛したこと以外、全て忘れた、と話す凉子。
愛した記憶があれば、もう二度と過ちを犯さないようにできるからでした。
そして、亮が本気であるが、自分のようにはならないかもしれない、と山の神に言います。
茜を傷つけることはしない、だからそっとしておいてあげてほしい、と話しました。
しかし、山の神は亮についてあることを伝えます。
それは、人間と妖怪では幸せになれないことでした。
凉子は、山の神の参入前に、そのことに気がついていました。
しかし、亮はまだ、それを知らない、と山の神は言います。
山の神は、凉子や亮を気にかけて忠告していました。
そして、茜には亮以外の相手がいることを話します。
茜は、誠也と別れたあとも悩んでいました。
そこに、成仁が迎えに来ます。
とりあえず、帰ることにした茜。
ふと、小指から垂れる赤い糸に気がつきます。
その頃、亮は電話に出ない茜を心配していました。
2.九尾の狐とキケンな同居【第127話】あらすじ
~切れない糸~
凉子と合流した茜と成仁(なりひと)。
凉子が薄着のため、茜の上着を借りようか、言いました。
その成仁の態度に、むかつく茜。
成仁を先に帰らせて、二人きりになる茜と凉子。
凉子は、誠也と何かあったか聞きます。
なぜ誠也と何かあったかわかる凉子に、茜は理由を聞きました。
山の神のいたずらで、赤い糸で結ばれていることを知っている、と凉子は言います。
何もなかった、と話す茜。
決してウソではありません。
安心する凉子は、亮の名前をだします。
なぜ、亮が出てくるのか疑問に茜は、思いました。
そして、亮に頼まれて凉子が、見張りをしていることに気がつきます。
そのことに、いくらなんでも・・・と茜は、戸惑いました。
凉子は、亮をかばいます。
頭が痛くなる茜は、誠也とのやり取りを思い出しました。
そして、その時の感情について、何かを思います。
赤い糸で結ばれていなければ、ダメなのか、凉子に聞く茜。
どちらでもなく、曖昧に凉子は答えます。
どうして人間になりたい、と狐が思うのか理由を凉子は、話しました。
その理由は、人間だけが、運命を選択できるからです。
思い悩む茜。
凉子が人間であることに、安心しました。
なぜなら、成仁ととてもお似合いである、ことを伝えます。
しかし、凉子は付き合う経緯から本当の恋ではないことを茜に話しました。
驚きながらも、誠也は本気であることを伝えます。
そして、帰ってきた茜。
駅の出入口に、亮が迎えに来ていました。
お互いを確認し、茜は亮に駆け寄ろうとします。
すると、赤い糸でつまずく茜。
それを支えたのは、誠也でした。
3.九尾の狐とキケンな同居【第128話】あらすじ
~諦めきれない~
茜のお腹を手で押さえる誠也。
茜は、誠也の手を払いました。
わざと反対側の出入口にやってきた茜。
そこに、誠也がいることに驚きます。
何で帰るのか、誠也は茜に聞きました。
「車・・・」と答える茜に、誠也は誰のか聞こうとします。
すると、茜の腰に手を添えて亮が「僕の・・・」と言いました。
誠也は、以前受講していた教授、と亮を認識します。
なぜか尖った態度をとる亮に、誠也は不信に思いました。
「ところで茜と・・・」と二人の関係を聞く誠也。
茜を呼び捨てにすることが気に入らない亮。
答える理由があるのか、と髪をかきあげながら、聞き返します。
そんな亮の態度に誠也も、腹が立ちました。
答える理由がある、とはっきり誠也は言います。
そして、答えたのは、茜でした。
「付き合ってる・・・」と話す茜。
ごまかすより、正直に話すことが懸命、と覚悟しました。
ウワサになると困るから、誰にもはなさなかったことを言います。
そして、たとえ教師と生徒の関係であっても、問題ないと思った、と茜は話しました。
しかし、その関係ではなく、他に問題がある、と誠也は言います。
誠也が、駅の反対側まで茜を追いかけたのには、理由がありました。
それは、昨日のことを謝ろうと思ったからです。
そして、諦めて迷惑をかけないことを伝えようとしました。
しかし、亮との関係を知った誠也。
自分がダメなら、亮はもっとダメ、と茜に言いました。
その時、誠也は、自分が見た光景を思い出します。
それは、亮と西川教授が、一緒に歩いているところでした。
まだ、そのことを言葉にしない誠也に、茜は何のことかわからず、一方、亮は怒っています。
4.九尾の狐とキケンな同居【第129話】あらすじ
~いつでも絶ちきれる関係~
何のことかわからない茜。
亮は、茜の手をギュッと握りしめます。
茜がウワサを知らない、と誠也は気づきます。
「もし、言えば・・・」と茜が傷ついてしまう、と誠也は思いました。
自分さえ黙っていれば、大事にならない、誠也は考えます。
すると、亮が関係ない誠也が、口にすることではない、と言いました。
そんな亮の態度に腹が立つ誠也。
そこに、茜が仲裁に入ります。
聞くべき話なら直接自分から聞く、と茜は言いました。
そして、誠也の謝罪を受け入れたことも茜は、言います。
二人は去っていきます。
誠也は、過去に犯した女性への行いを思い浮かべました。
悲しむ女性たち。
そして、その女性たちと同じ立場に茜が絶っていることに、苦しくなります。
二人きりなった茜と亮。
茜は、家に帰るまでにウワサについて、亮に聞きました。
亮は、茜を見ていると安心します。
たとえ、困難な問題がいくつあったとしても、大したことではないように・・・。
そして、茜を手離さなければ、大丈夫、と思いました。
しかし、茜にとって、ダメなことをしてしまえば、きっと茜が離れてしまう、とも感じています。
お互いがお互いを思う気持ちに、距離がある、と亮は思っていました。
そして、その距離感や西川教授、全てを利用し、優しい態度をとる。
茜がいつでも、自分を手離すことができ、それを亮は明確に知っています。
食事を何回かしたことで、自分と西川教授が付き合ってるいる、というウワサについて亮は、話しました。
何でもないウワサに、茜は安心しました。
5.九尾の狐とキケンな同居【第130話】あらすじ
~離さない~
亮の車に乗った茜。
亮は、茜に質問しました。
それは、誠也との関係です。
「実は・・・」とアルバイトが同じであることを茜は、話しました。
ウソをつくつもりはないが、怒られる、と茜は思っていました。
亮は、茜に謝ります。
それは、関係を知られたことで、気まずくならないか、でした。
もうすぐ卒業だから、と茜は、大丈夫そうです。
どこまで話すべきか悩む茜。
それは、告白されたことについてです。
そして、赤い糸が見えるようになったことを伝えるには、そのことを話さなければなりません。
赤い糸を垂らし見つめる茜は、糸を追いかけます。
糸は、亮が握りしめていました。
それを見た茜は、亮を不安にさせてしまっている、と悲しくなります。
顔に出さず、それでも心配で凉子に頼んだ亮を茜は、申し訳ない、と思いました。
そして、凉子の言葉を思い出す茜。
「運命は、人間が・・・」
カフェでは、仁美が悔やんでいました。
なぜなら、茜がアルバイトを辞めたからです。
時給、それとも、と考える仁美。
そばにいる誠也が何も答えないことから、「もしかして・・・」と気づきます。
彼氏がいる茜に、誠也が告白してしまった、と仁美は、心配になりました。
これまでと違う誠也に、仁美は気づいていました。
初めて、女性に対して誠也が熱を持っていたことです。
茜との関係が終わった誠也を仁美は、哀れに思います。
しかし、誠也は終わった、と思っていません。
・九尾の狐とキケンな同居【第131~135話】あらすじ
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