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1.九尾の狐とキケンな同居【第136話】あらすじ
~誤解と想像~
悲鳴をあげる茜。
自分の置かれた状況をまだ把握しきれません。
しかし、酔いつぶれる前の記憶から、何かと思い出しました。
普段なら酔わない茜。
誠也は、そんな茜に亮のことで気をつかいます。
車から降りた茜を誠也は、ひき止めました。
家まで送る、と伝える誠也。
しかし、茜は直接学校に向かう、と言います。
一緒に行こうと考える誠也ですが、思い止まりました。
茜の負担になってはいけない、と自分の気持ちを押し込めます。
学校では、夏美が束縛の激しい彼氏と別れた話をしていました。
別れて良かった、と晴々する夏美。
机に顔を置く茜。
夏美は、茜も彼氏と別れることをすすめます。
茜に目を向けると、そこには鬱血した顔の茜。
それを見た夏美は、思わず髪の毛で隠してあげました。
恋愛は辛い、と茜は感じます。
そして孤独だった頃を懐かしみました。
二人だけではなく、周りを巻き込んでしまう関係なら、止めたほうがいい、と思いました。
身を引けば、亮もこれまで通り生きていける、一件落着という茜。
しかし、顔に出やすい茜。
全く大丈夫ではありません。
そんな一人で歩く茜を見る友達二人。
茜の彼氏が、誠也だ、と思いました。
なぜなら、二人の服装が昨日と同じだからです。
それを見て驚愕する友達、そして、犯人を見つけたかのように誇らしげなもう一人の友達。
誠也は、茜に車に落ちていたヘアゴムを渡します。
そんな二人を友達以外に、亮も見ていました。
青ざめて、「いっそのこと・・・」と呟く亮。
2.九尾の狐とキケンな同居【第137話】あらすじ
~負の循環~
そんな亮を凉子は、食い止めます。
凉子は、西川教授のことで茜と何があったのか、聞きました。
亮は、家に帰って来なかった茜が、誠也と昨晩いた、と考えています。
凉子は、負のサイクルを打ち消すため、茜の気持ちになって亮に、話しました。
それは、茜が亮ではなく、他人に危害が及ぶのを恐れていることです。
「人間らしく・・・」なるよう、凉子は忠告します。
亮は、これまでそうしてきたつもりでした。
それならば、と凉子は、例え話をします。
それは、その他大勢と茜一人が危険なら、どちらを救うか、でした。
その質問に、迷うことなく茜を選んだ亮。
たとえ大勢の中に、凉子が含まれていたとしても、疑うことなく、亮は茜を選びます。
そんな亮の考え方に、凉子は「ダメ・・・」と思いました。
亮と誠也を思い浮かべる凉子。
どちらが先に堅実な人間になるかが、重要、と気づきます。
茜の元に、由美と順がやって来ます。
長年の付き合いからから、遠慮なく茜を虐げました。
その内容は、酒臭い、肌がカサカサ、でした。
昨日置いて帰ってしまった自分の鞄を成仁(なりひと)が持っている、と茜は教えてもらいます。
その時、成仁は凉子に連絡するか迷っていました。
すると、成仁の前に亮と話す凉子の姿が見えます。
3.九尾の狐とキケンな同居【第138話】あらすじ
~義理の精気~
他の大勢か茜を選ぶことに、なぜ迷う必要があるのか、亮は不思議に思います。
その迷う気持ちが、茜の求めていること、と凉子は教えました。
そして、そんな自分たちの現状が、山の神のいう通り、と思いました。
凉子は、亮の手を素早く握ります。
離そうとする亮に、凉子は精気をあげました。
凉子は、温情のつもりでした。
互いに不満な二人。
亮は、露骨に胸やけがしたしぐさをします。
「好みが・・・」と亮。
そんな亮にムカつきながらも、凉子は質問しました。
それは、人間になるまでの精気の量です。
そして、凉子は亮と別れて歩きました。
すると、授業に出ているはずの成仁が声をかけてきます。
成仁もまた、どうして凉子がここにいるか、聞きました。
凉子は、道が混んでいた、と話します。
そして、成仁ともそろそろ別れないと、と思いました。
あまりにも、尽くしてくれる成仁の存在を凉子は、あたりまえに感じています。
これまで付き合った男性のように、別れ話を成仁もまた言ってくる、と凉子は思っていました。
お互いに本気ではない関係のため、簡単に縁が切れてきたこれまでの恋人たち。
しかし、成仁は違いました。
これまでと同じく本気ではない凉子に、成仁は別れ話をしません。
そんな成仁に、凉子は何かを伝えようとします。
しかし、何も言えない凉子。
4.九尾の狐とキケンな同居【第139話】あらすじ
~人間味あふれる狐~
茜の機嫌の悪さに周囲は、気をつかいます。
茜に声をかける成仁(なりひと)。
そんな成仁に、茜はお酒に付き合ってほしい、と言いました。
すると、涙を流しながら泣く・・・成仁。
成仁もまた、茜と飲みたい気分です。
結局、茜が成仁の話を聞きました。
凉子と何があったか聞く茜。
しかし、成仁はあまり話したくない、と言います。
そして、茜の話を聞こうとする成仁。
茜もまた、あまり話したくありません。
話がなく、お酒で解決しようとする二人。
いつも通り酔いつぶれる成仁。
何度も見せられた成仁の醜態に、茜は後悔します。
帰ろうとせず、駄々をこねる成仁を茜は、その場所に置いていきました。
それでも、まだ情のある茜は、凉子に連絡します。
自分とは帰りたがらない成仁を迎かえに来てほしい、でした。
一度連絡を無視した凉子。
しかし、思い立って迎に行きます。
教えられた場所に成仁と茜がいました。
凉子は、帰るまでに茜に亮について話します。
亮は賢いため、茜に隠そうと思えば、意図も簡単に騙すができます。
狐である亮は、唯一茜に対してだけ、人間のようになれる、ことでした。
その話を聞いて、二人と別れた茜。
家に帰ると、そこには亮がいました。
5.九尾の狐とキケンな同居【第140話】あらすじ
~彼女として~
なぜ家を知っているのか疑問に思った茜。
亮は、学校の生徒情報で家の住所を調べました。
微妙に、怖いと茜は思います。
どうしても茜と話がしたいためでした。
亮の体を心配して、茜は場所を二人で移動します。
亮もまた、茜の体調を気にしています。
毎日、茜の返りを待っていた亮。
ある日は、葵が話す電話の内容から茜の状況を知り、また違う日は、酔った茜に、姿を変えて助けたりしていました。
亮は、茜に話します。
茜の世界には、亮以外の人がたくさんいる、しかし亮の世界には、たった一人茜だけ、ということでした。
精気を吸うことが嫌いなら我慢をし、狐のままでも、そばにいられるなら、それでもいい、姿は一緒に年を取り、最期も見守る、そして、教えてくれればふさわしい恋人になる、と亮は、言いました。
それに対して茜は、恐怖は乗り越えられる、と言います。
しかし、恋人である自分を信用せず、一人か、あるいは他の誰かと解決することに、茜は怒っていました。
亮の手を握る茜は、自らを「彼女」と呼びます。
・九尾の狐とキケンな同居【第141~145話】あらすじ
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