- まだ前話を読んでいない方はこちらから↓
1.九尾の狐とキケンな同居【第141話】あらすじ
~茜の覚悟~
凉子は、千鳥足の成仁(なりひと)を抱えています。
そこに、成仁を迎に、兄の成知と成春が来ました。
成仁を送るのは、茜の役目、と成知が言います。
その話を聞き、ゾッとした凉子。
地面に寝そべる成仁を兄たちは、蹴りました。
成仁をぞんざいに扱う二人に、凉子は怒りました。
痛がる成仁をかばい、二人が本当に兄弟か聞きます。
二人は、じゃれているつもりでした。
成仁を起こそうと必死になる凉子を見て、二人は笑ってしまいます。
なぜなら、凉子が成仁から聞いていたが彼女、と気づいたからでした。
成仁が、どんな風に凉子に接しているか、成知は聞きます。
茜の言葉に甘えたくなる亮。
しかし、その言葉を受け入れることは、やはり難しいと感じます。
その理由は、受け入れることで、茜を傷つけてしまうからでした。
茜に触れたいために、人間になるには、茜から精気をもらうしかないからです。
そして、これから全てにおいて耐える、と亮は言いました。
しかし、茜は弁解します。
それは、他の人を傷つけることもさせない、そして亮の願いを諦めないことでした。
その解決策は、茜が玉を持つことです。
亮から玉をもらうため、亮の口に近づく茜。
しかし、亮は「今は・・・」と茜を拒みます。
そして、後日話そう、と言い残し道術を使って消えてしまいました。
2.九尾の狐とキケンな同居【第142話】あらすじ
~巧みな道術~
逃げた亮は、凉子の車にいました。
成仁を送り届けた凉子は、車に乗り込みます。
亮の存在に気づき、驚きました。
亮から茜との会話を聞いた凉子。
せっかく、後押しした凉子は、亮の態度が気に入れません。
人間になるまであともう少しなら、茜の体も大丈夫、と凉子は言います。
それでも、亮は茜を危険にさらすことができませんでした。
茜と顔を会わさないように、道術を巧みに駆使して亮は、逃げます。
背後から忍び寄る茜、待ち伏せする茜、追いかけてくる茜から、亮はなんとか逃げました。
しかし、亮の受け持つ講義に、受講していないにも関わらず茜が、教室にいます。
茜は、無理やりにでも亮から玉を取り上げよう、と模索していました。
講義を受けながら考えていると、亮の手が震えていることに気がつきます。
追い込んでしまったために、体調がおかしいのか、茜は心配しました。
授業が終わり、茜は友達と卒業式について話しています。
そして、卒業式に着る服を友達にネットで注文してもらう茜。
この調子だと、卒業式も楽しく過ごせない、と加治田茜は、研究室に行こうと考えます。
その頃、亮は研究室で苦しんでいました。
3.九尾の狐とキケンな同居【第143話】あらすじ
~避けられない飢えに・・・~
亮は、飢えに苦しんでいました。
研究室にやって来た凉子。
亮を抱え込むと、たちまち精気を吸われてしまいます。
早く茜を呼ばなければ、と凉子は思いました。
しかし、亮はやはり茜を危険にはさせたくありません。
茜はそれを受け入れるつもり、しかし、亮は、それを受け入れることができませんでした。
悩む亮に、凉子は楽に考えればいい、と言います。
研究室に行こうとする茜。
しかし、成仁(なりひと)に阻まれます。
成仁は、昨夜のことを怒っていました。
それは、酔っ払った自分を凉子に任せたことです。
そのことで、兄弟からからかわれていました。
きっと、何か凉子にしてしまった、と成仁は思っています。
もし別れることになれば、茜を成仁は責めるつもりでした。
泣きながら去っていく成仁。
茜に凉子から連絡が入ります。
凉子に呼び出された茜。
凉子は、以前茜に教えた男性との関係の持ち方について話します。
その教えを亮に使うべき、と凉子は言いました。
それは、亮に冷たくすることです。
いつまでもこのままだと、埒があかない、と凉子は考えています。
この関係が狐である亮にとっては、短くても、人間の茜には長すぎる、と凉子は言いました。
茜は、亮と普通に付き合い、年を取りたい、と思っています。
それでも、話し合いで解決できないことに、納得できません。
茜がいつもそばにいることに、亮は安心する、と凉子は言いました。
突き放しても、そばにいてくれる茜。
亮を追い込むため、作戦を考える凉子。
4.九尾の狐とキケンな同居【第144話】あらすじ
~駆け引き~
亮を追い込むために、凉子が考えた作戦。
それは、茜が他の男性といい雰囲気を醸し出すことでした。
これまでの亮の行動を読み取る凉子。
茜が近づけば離れ、離れようとすれば、引き寄せることです。
凉子の作戦に、少し納得した茜。
さっそく、男性を探します。
初めに出会った定石先輩。
彼は、茜の初恋相手でした。
しかし、彼には長く付き合っている彼女がいるため、外します。
二人目は、林光輝でした。
光輝の自分に対する気持ちを悪用することに、気が引けた茜。
光輝も、外します。
他に思い浮かんだ成仁(なりひと)の兄弟二人。
しかし、そもそも大事なのは、見せるのではなく伝えること、と茜は思いました。
そして、直接亮にメッセージを送ります。
その内容は、関係を終わりにしたい、でした。
そのメッセージを呼んだ亮は、固まります。
5.九尾の狐とキケンな同居【第145話】あらすじ
~天の邪鬼~
亮は何度、連絡をしても茜から電話もメッセージもありません。
校内で、女子生徒に声をかけられながらも茜に、亮は電話します。
茜の姿を見つけた亮。
茜は、スマホの画面を見て、しまってしまいました。
その茜の態度に亮は、理解していたつもりです。
茜には、いつでも関係を終わらせる選択肢があることです。
そして、亮は山の神の姿を窓ガラスに投影させました。
山の神が言っていた、化け物と人間の出会いは、偶然である、という発言。
たとえそうだとしても、亮は茜を諦めきれません。
一方、家に帰った茜は、さすがに返信すべき?と悩んでいました。
家で悶々と悩む茜。
そんな茜に、声をかける人物がいます。
それは、突如として現れた亮でした。
これまで、逃げていた亮。
茜が突き放すことで、何事もなかったかのように、茜の前に現れます。
亮は、茜の腕を掴み、逃げてしまったことを謝りました。
引き下がる茜に、亮は聞きます。
それは、関係を本当に終わらせるかどうかです。
茜の答えを待つ前に、亮は終わりにしたくない、と言いました。
しかし、茜は何も話すことはない、といい離れて行きます。
呆然とする亮。
茜は、やりすぎたかもしれない、と悩んでいました。
コンビニの前でお酒を飲む茜の前に、成仁(なりひと)が座ります。
成仁は、凉子と別れるべきか迷っていました。
自分とは違い、凉子は本気ではない、と成仁は感じています。
そして、凉子には好きな人がいる、と成仁は言いました。
しかし、茜は凉子も成仁に気がある、と思っていました。
別れを告げられるまで、待とうか悩む成仁。
考え込む茜は、あることを思い付きます。
・九尾の狐とキケンな同居【第146~150話】あらすじ
- 続きが気になる方はこちらから↓
コメント