- まだ前話を読んでいない方はこちらから↓
1.九尾の狐とキケンな同居【第146話】あらすじ
~敵意の対象~
同じ立場にいる茜と成仁。
恋人と別れたくない二人は、手を組むことにします。
茜は、凉子の助言通り、亮を嫉妬させるための相手の男性に成仁を選びました。
成仁は、この作戦に不安に思っています。
万が一、フラれるようなことがあれば・・・と成仁は、慌てています。
その時は、その時、と茜の発言に思わず水をかける成仁。
それを許せる二人の関係。
翌日、凉子はカフェにいました。
たまには、成仁のために、と飲み物を買います。
学校へ向かうと、さっそく成仁がいました。
しかし、成仁は茜のために、飲み物を買っていました。
肩を組み合う二人の姿に、凉子は少し戸惑います。
成仁と茜は、肩を組みながら小声で話しました。
それは、作戦実行でした。
そして、もし失敗すれば絶交、と成仁は茜に言います。
凉子は、自分が助言したことで茜が、その相手に成仁を選んだのだ、と考えています。
二人の仲が普段からいいにしても、少しだけ胸のあたりに違和感を感じました。
亮が研究室にいないことを確認した凉子。
すると、研究室横の階段から悲鳴が聞こえます。
凉子が向かうと、そこには成仁と茜の姿があります。
周りの話によると、成仁が急につまずいたようでした。
足首を怪我した成仁。
そして、上から降りてきた亮に、凉子は目を向けます。
2.九尾の狐とキケンな同居【第147話】あらすじ
~夢が語る運命~
成仁と茜は、作戦について話しています。
本当に上手くいくかどうかでした。
不安になる成仁を後押しする茜。
成仁に気がある証拠として、酔っ払って迎に来てくれた凉子の話を茜は、します。
それでも、心配な成仁。
実は、凉子がある男性と手を握っていたことを話しました。
誰にも聞こえないように、成仁は茜の耳に近づきました。
成仁が、あげた名前は、亮です。
そして、突然、成仁は階段でつまずきました。
成仁の足首には赤い糸が絡まっています。
それを止めようと、茜も一緒に階段から落ちました。
転んだあと、階段を降りてくる亮に、茜は気がつきます。
しかし、目視すると亮、そして周りの誰もがまるで、時間が止まったかのように、動きません。
唯一動ける茜。
目の前に現れた謎の人物に気がつきました。
赤い糸を持つ人物が、山の神である、と茜は思います。
山の神は、亮の危険な行為から、本当に人間になれるか、茜に聞きました。
しかし、茜は、成仁が転んだ原因に、亮を全く思い浮かべません。
そんな茜に、亮の恐ろしい考えを話します。
なおかつ、赤い糸によって、茜の人生は決められた、と山の神は、言っています。
先は見えないが、なるでありう未来を見せることができる、と山の神。
そして、山の神は、「見せて・・・」と茜を夢へ誘いました。
夢の中で、茜に話しかける誠也。
3.九尾の狐とキケンな同居【第148話】あらすじ
~誠也が恋人?~
金縛りを無理やり解く亮。
すぐに茜の元へ駆け寄ります。
意識のない茜に、何をしたか、山の神に聞きました。
山の神は、未来になるかもしれない、夢を見せている、と話します。
そして、気になるなら、と茜の夢を見れるように、亮に力を働きました。
夢の中で、茜は誠也と話しています。
誠也からタバコの匂いがする、と気にしています。
誠也は、自分ではなく友達が、と誤解を解くため必死でした。
離れて歩くかどうか、誠也は聞きます。
別に大丈夫、と答える茜は、頬が赤いです。
そんな茜を見た誠也は、嬉しそうでした。
そして、後ろから茜に抱きつく誠也。
二人は付き合っていました。
由美と順も、まさか二人が付き合うとは、思ってもいませんでした。
そんな、二人が幸せそう、と成仁が言います。
一目もはばからず手を握る誠也と茜。
まっすぐ家に帰ろうとする茜を誠也は、ご飯に誘います。
笑い合う二人。
誠也は、茜の手を握ったまま体を引き寄せました。
そして、茜にキスをする誠也。
そんな夢に耐えきれない亮は、現実に戻ります。
山の神にらみ、茜に視線を移しました。
そして、自分の茜に対する態度が、どれだけわがままなのかに、気がつく亮。
いい人を装う亮は、あることを考えました。
それは、茜を遠くから見守ることです。
一度、茜が運命の相手と出会い、飽きるのを待つ、と亮は思いました。
しかし、これまでの900年間とは違い、待てない一瞬があることに、亮は気がつきます。
早く目を覚ましてもらうため、茜に声をかける亮。
4.九尾の狐とキケンな同居【第149話】あらすじ
~玉の秘密~
幻覚の誠也が消えたことで茜は、正気を取り戻します。
そこに山の神が、現れました。
夢の中での誠也との関係について、茜が満足した、と山の神は思っています。
しかし、茜は、不服そうでした。
人間に選ぶ権利があるなら、亮との未来も見せてほしい、と凄みます。
山の神のせいで、亮と別れたことを責めます。
人間を思うなら、精気をためるために、なぜ人間を傷つけるのか、茜は聞きました。
山の神は、ある秘密を話します。
それは、玉を青くする本当の条件。
そこで、目が覚めた茜。
目の前に、亮がいて、成仁を凉子が心配しています。
病院に行こうと言う亮の言葉を断り、成仁を心配する茜。
そして、怪我をしていない足を軸に立つ成仁を茜は、支えます。
「私たち・・・」病院に行こうとする茜と成仁の様子に、亮と凉子は、複雑な気持ちで見ました。
亮と凉子が助けようとしても、茜と成仁は、頑なに二人で行こうとします。
ため息をつく亮とすねる凉子。
そして、二人になった凉子と亮。
凉子は、成仁に怪我をさせたのは、亮だ、と主張します。
しかし、亮は違う、と言いました。
成仁に何かをするなら、茜をほっておかない、と凉子は言います。
その言葉に、掴みかかる亮。
成仁をしっかり見ておくように、言いました。
そして、玉の秘密を語る山の神。
玉を青くするのは、精気ではなく、人間らしさでした。
化け物である狐が、人間と暮らすなかで、人間らしさを学ぶ、そして人間らしく生きてほしい、という願いが山の神にありました。
5.九尾の狐とキケンな同居【第150話】あらすじ
~別れの前兆~
亮が900年の間に学んだのは、人間の悪い部分ばかりでした。
山の神と会話をする茜。
亮に対する山の神の分析は、あながち間違っていません。
亮の悪いところがあったとしても、それは解決した、と話す茜。
そして、山の神は、茜にヒントをあげました。
それは、服でで例えます。
凄まじい風で服を脱ぐ人もいれば、暑くなり服を脱ぐ人がいる、ということでした。
亮が、そのどちらかを茜は、悩みます。
人間らしく振る舞う亮から、あまり人間らしさを感じられない茜。
さらには、振る舞うことがそもそも・・・と悩んでいます。
もっと分かりやすく教えてほしかった、と茜は山の神に思いました。
治療を終えた成仁(なりひと)と茜は、病院を出ようとします。
そして、成仁のために、凉子を呼んだ茜。
凉子に会いたくない成仁。
凉子に会えば、別れ話をされる、と思っていました。
最近の凉子が、優しいことかえって、成仁をそう思わせます。
これまでの彼女も別れる前に、優しくなっていたからでした。
いつもあっさりフラれて、自分だけ悲しいのが成仁には辛い、と感じています。
そのため、凉子に病院にきてほしくない成仁。
はっきり、それを言葉にします。
止めようとする茜。
しかし、それは遅く、すでに凉子が来ていました。
それを聞いた凉子。
・九尾の狐とキケンな同居【第151~155話】あらすじ
- 続きが気になる方はこちらから↓
コメント