「まずは片思いから」は作家gillzoneさんの作品です。
2.まずは片想いから【第16話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・二人の関係
教授のつけた採点に不満を露わにする徹平の話を聞いた大和とせり。
大和は皮肉な笑みを浮かべ、せりは違う授業を受けるべき、と忠告します。
気落ちした徹平は、遊びに行く約束を無視して、勉強のため別室に移動しました。
徹平の発言に驚く大和とせりでしたが、あっという間に徹平の姿はそこにありませんでした。
鞄を担ぎながら大和は、せりを誘います。
二人だけでも充分楽しめるはず、という大和の言葉に気を取り直したせりは、いつもの調子に戻りました。
いきつけの店に行くまでの道中にて、せりは怪我をした猫を見つけます。
早く治療しなければならない、と大和にせりは相談します。
しかし、大和はそれはせりの役目ではない、と言いました。
たとえ、治療して怪我が治ったあと、誰が面倒を見るのかどうか、大和はせりに忠告しました。
大和の心配もよそに、せりには全く迷いがありませんでした。
それは、怪我が治った後、自分が面倒を見る覚悟があったことです。
治療を終えた猫に「リト」と声をかけるせり。
せりは、自分と大和をリトの両親に見立てて呼びかけます。
そして、「リト」という名前がせりと大和の名前から一字とったものだと、せりは大和に教えました。
リトに夢中になるせりを大和は、微笑みながら見守ります。
・そばにいる
怪我の治ったリトを膝に乗せ、屋外のテーブルの付いたベンチに大和と向かい合わせで座るせり。
リトを可愛がるせりに、大和はリトがずいぶんとせりに気を許していることに気がつきます。
せりは、大和にリトを抱くようすすめました。
嫌がる大和に、せりは悩んでいることを伝えます。
それは、本当の飼い主が探しているかもしれないことを気にかけていることでした。
しかし、せりは自分の行いを認めるかのように、今後は自分が付いているため心配ない、とリトに話しかけます。
続けてせりは、大和が一人にならないようそばにいたい、気持ちを伝えました。
せりの言葉を聞いた大和は、開いていたノートパソコンを閉じ、謝ります。
大和の言葉から、真意を理解したせりは笑ってごまかしました。
立ち去ろうとする大和に、せりはまたリトに会いに来て欲しい、と言いました。
言葉を発せず笑った表情で返事を返した大和。
そんな大和を見送るせりの腕の中には懐くリト。
せりの背中には悲壮感が漂っています。
大和は、しばらくの間、他人を受け入れることをしていなかったため、せりを迎え入れる勇気がありませんでした。
そんな過去を思い出す大和の部屋には、リトの姿がありました。
冷たく突き放しても、今でもせりが近くにいることを考える大和。
転居を考えていたせりは、とりあえず妹の部屋から職場に通うことを徹平と話しています。
妹が仕事の忙しさから食事をあまり取れていないことも考慮してのことでした。
猫の心配をする徹平に、妹にはアレルギーがあるため大和に面倒を見て貰うことにしたことをせりは、話します。
大和に頼むなら自分にして欲しかった、と涙を流す徹平。
せりは、リトを大和に預けたことが不安ではありませんでした。
入院するリトの見舞いに訪れているせりは、大和が来ていないことに残念な気持ちでした。
治療代を払おうとするせりでしたが、すでに支払い済になっていました。
係の者が言うには、大和が払っていた、ようです。
問題は時が経つことで消えていくことをあの頃のせりは、理解ができず、それどころか時が経っても何一つせりの心は穏やかになりませんでした。
3.まずは片想いから【第16話】感想と次回【第17話】考察予想
せりは、大和が好きで大和はいったい・・・。
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4.まとめ
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