「まずは片思いから」は作家gillzoneさんの作品です。
2.まずは片想いから【第21話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・見つめられて
翌日の職員室にて、他の先生から週末の用事を聞かれる大和。
何も用事がなければ、ハイキングに出かけよう、と大和は誘われます。
少し口がひきつく大和は、せりから預かった猫もいるため、あとで予定を確認しておきます、という名目で誘いを断る旨を遠回しに伝えました。
席を外そうとする大和は、後ろからハイキングに誘ってくれた先生があることを話していることが耳に入ってきます。
それは、自分を褒めつつ、仲良くしたい、と話していることでした。
断りにくく、気まずくなる大和。
窓際に座る明香里は、窓から入り込む春の風に誘われて、昨日の出来事について思い出しています。
それは、不意に転けてしまったことで大和の胸におさまってしまったことでした。
思わず顔が紅くなる明香里。
そして、英語の授業のため教壇に立つ大和に、視線を送る明香里は、脈が速くなります。
授業中、ふと明香里に目がいく大和。
明香里は、教室に流れ込む風に寒さを感じていたようでした。
そんな明香里に、隣の席に座る紘は、上着をかけてあげます。
紘にお礼を言う明香里。
二人のやりとりを見ていた大和は、黒板に向き直り、花粉によって苦しい人がいるかもしれないので、窓を閉めるよう生徒に指示をしました。
寒さを感じていた明香里は、大和の発言にありがたさを感じます。
窓を閉める理由が、「花粉症」であることに大和が優しい、と感じる明香里でした。
・寒いはずなのに・・・
英語の授業が終わり、廊下を歩く明香里。
瞬く間に大和の授業が終わってしまい、毎日でも授業を受けていたい、と心に思います。
物思いに耽る明香里は、気がつくと無意識に職員室にやって来ていました。
窓から職員室を見渡し、大和を探す明香里。
いないことに寂しさを感じた明香里は、廊下を歩き進めます。
すると別の教室に、風を感じながら外を眺める大和の姿を明香里は見つけました。
明香里の視線に気がついた紘は、満面の笑みで明香里を見ます。
心臓の高鳴りが押さえきられないまま、明香里は教室に入っていきました。
なぜこのような教室にいるのか問いかける明香里に、大和は少し休んでいたことを伝えます。
しかし、実際は週末に誘われているハイキングへの返答を遅らせたいためでした。
先ほどの英語の授業で、明香里が熱心に話を聞いていたことを話題にあげる大和。
明香里は、授業が好き、という嘘を吐いて、授業を熱心に聞くのは当たり前、と答えます。
そんな何気ない会話を学校で大和とすることに、新鮮さを感じる明香里。
そこに、大和の返事を待つ先生が、少し開いた扉から垣間見えたことに大和は驚きます。
ものすごい早さで机の下に隠れる大和。
驚く明香里は、大和の調子が悪くなったのでは、と心配になります。
そんな明香里の腕を掴み、机の下に連れ込む大和。
至近距離に感じる大和の存在に、心臓が破れてしまうかもしれない、と感じる明香里。
大和の返事を待つ先生が、去っていたことを確認した大和は、一安心します。
明香里も巻き込んでしまったことを大和は謝ろうとしました。
視線を落とすと、そこには自分を見つめる明香里の姿。
風で肌寒いはずが、熱い、と感じる明香里。
3.まずは片想いから【第21話】感想と次回【第22話】考察予想
大和もだんだんと明香里を意識している気が・・・。
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4.まとめ
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