「まずは片思いから」は作家gillzoneさんの作品です。
2.まずは片想いから【第42話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・紘の告白
雨以外余計な音が聞こえないバス停で、唯一聞こえた紘の言葉。
それは、明香里が「好き」という紘の告白でした。
見つめ合う二人。
沈黙を破ったのは、明香里の返事でした。
明香里は、紘に謝り告白を断ります。
そして、自分は大和が好きである、と伝えました。
明香里の揺るがない目を見た紘は、少し黙ったあと、知っていた、と答えます。
それならば、これ以上先ほどみたいな内容の言葉をかけないでほしい、と明香里は紘とは反対方向に顔を向けます。
雨が小雨になったため、目的地に向かおう、と紘に伝える明香里。
・支えられた孤独
晩御飯まで自由な時間を与えられた生徒たち。
宿に到着した明香里は、教師と美咲に心配されます。
教師は、雨が降っていたため明香里と紘の心配をしていました。
大丈夫、と答える明香里の額を念のため確認する美咲。
教師は次からは同行する、と伝え紘の居場所を気にします。
大和が紘の様子をうかがいに行った、と話す明香里は紘から告白されたあと、一度も顔を見ずに帰ってきたことに反省します。
夜になり、テンポのいい音楽がかかる広場で、イベントを開催するため、進行役の生徒が、他の生徒に声をかけていました。
催し物が始まり盛り上がる広場で、いつものように三人で座る明香里と美咲、紘。
明香里は、紘の告白までの会話を思い出していました。
本当の兄弟ではない、好き、という紘の言葉を思い出す明香里。
立ち上がる明香里に、美咲はどうしたのか聞きます。
少し体調が優れないため部屋に戻る、と話す明香里に美咲は一緒に戻る、と言いました。
しかし、明香里は大丈夫、と笑顔で返します。
美咲は、少し楽しんでから戻る旨を伝えました。
明香里と紘の様子から何かを感じとる美咲。
大音量で流れる音楽とたくさんの人の会話が混ざった場所から離れるように足を進める明香里は、体がふらつき首を落とします。
少しずつ辺りが明るくなるにつれて、聞こえてきた知らない声の主は、とても慌てています。
ベッドで横たわる傷だらけの明香里が目を覚ましたことに、周囲の人が声をかけていました。
心臓が激しく脈打つ幼い明香里は、車のヘッドライトとクラクションの音を思い出し、目を強くつぶります。
夢だろう、と天井を見つめる明香里。
目を覚ました明香里が、何も話さず一点を見つめる様子を心配する女性。
看護師は、事故の影響だろう、と話しています。
痺れを切らした女性が病室を出ると、隠れていた紘が明香里のそばに静かにやって来ます。
無反応な明香里の手を紘は優しく握り、明香里の恐怖を理解し、これからは家族としてそばにいる、と伝えました。
指先が動きだし、せき止めていた何かが取れた明香里は、涙を流し声をあげます。
涙を流すことを否定しない紘。
あの頃を思いだし、涙を流す明香里は、紘に謝罪し、紘がいなければ孤独である、と思いました。
そんな明香里に声をかける人物がいました。
振り向いた明香里の前には、大和の姿があります。
3.まずは片想いから【第42話】感想と次回【第43話】考察予想
せつない。
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4.まとめ
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