「まずは片思いから」は作家gillzoneさんの作品です。
2.まずは片想いから【第43話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・辛い涙
辺りが暗いにも関わらず、静かになる気配のない音が聞こえる中、階段の手すりに寄りかかる明香里は、紘の気持ちを想い涙していました。
家族としていつもそばにいてくれた紘に、謝罪する明香里は、紘の気持ちを受け取ってしまえば、本当に孤独になってしまう、と考えています。
紘を失うことに恐れを抱き泣き崩れる明香里の背後から、人の気配がします。
振り向く明香里の前に現れたのは、大和でした。
・もうすでに心は
少し前に、生徒に同行して美術館の見学をしていた大和は、どこか上の空でした。
女性教師が、明香里には紘が付いているため安心、と答えていたことを大和は、思い出しています。
見学が終わり、バスに乗る生徒たちですが、急な雨に見舞われました。
明香里たちが傘を持っていないことに気がつき、明香里が体調を崩すのではないか、と心配する大和。
雨に打たれる様子のおかしな大和に女性教師は声をかけます。
返事をする大和。
宿に到着した大和は、たくさんの生徒が騒ぐ中で、明香里を探します。
美咲と紘の後ろ姿を見つけた大和は、辺りを探しました。
そして、うずくまる明香里を大和は、見つけます。
大和に名前を呼ばれた明香里は、涙を拭い、振り向きました。
なぜ大和がここにいるのか聞こうとする明香里を大和は、無言で抱きしめます。
驚く明香里に、大和は好きなだけ泣くといい、と言いました。
目を閉じ、大和の胸を濡らす明香里。
騒がしい会場よりも一層うるさい胸の鼓動に明香里は、徐々に体を離し大和を見上げます。
なぜ大和が自分の体を離そうとしないのか疑問に思う明香里。
顔を赤くする明香里と見つめ合う大和は、手に意識を取り戻し、反射的に顔を背けました。
そんな大和の胸元を引っ張り背伸びする明香里は、そのまま大和に口づけをします。
すぐ近くに見えた明香里の赤く染まった顔。
大和の行動全てが気持ちを加速することに戸惑う明香里。
3.まずは片想いから【第43話】感想と次回【第44話】考察予想
む、胸が・・・!
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4.まとめ
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