「まずは片思いから」は作家gillzoneさんの作品です。
2.まずは片想いから【第63話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・想ってはいけない
明香里を助けたと気づいた後、大和は妹、沙羅への申し訳なさが募っていきます。
見なければ、沙羅の元へすぐに向かえば、亡くなることはなかった、と大和。
明香里を慕っている自分を大和は、許せないと感じながらも、常に明香里を想っている自分がいることに、大和は、頭を抱えます。
沙羅が亡くなった理由が、大和が原因、と責める大和の母親。
明香里を慕うほど、誰も幸福になれないと理解しながらも、やはり明香里から離れる気持ちがない大和。
そのように、心の整理をしていた大和に聞こえてきた明香里の声。
大和の脈は、強く打ちます。
大和の気持ちを落ち着かせたのは、子供の母親の声が聞きたい、という言葉でした。
現実に戻った大和は、一度明香里に電話を切ることを伝えます。
そんな大和の様子を不思議に思う健太の姉。
大和は、姉にアドレスの名前が変わってしまったため、違う人物にかけてしまっていたことを話します。
そこで姉が母親にかけることになりました。
母親と連絡が取れなかったことに、ふてくされる健太の態度に姉は、怒ります。
大和は心の中で、健太が原因、と思います。
気を抜いていた大和は、明香里と久しぶりに会話をしたことに、動揺しました。
・はっきりした気持ち
健太の家で晩御飯を食べることになった大和。
健太の母親は、やっとの思いで大和と晩御飯を食べることができて、満足そうです。
何度も誘われていたことで、断れなくなった大和。
母親は、大和のような結婚相手なら健太の姉も幸せ、と話します。
母親の言葉を恥ずかしさから遮ろうとする姉。
母親は、かなり強引に姉をすすめます。
しかし、その話を聞いていた健太は、きっぱりとそれは許さない、と言いました。
健太は、姉を狙っては良くない、と言おうとしますが、姉は健太の口を塞ぎ言葉にさせません。
困った顔をしていた大和は、何かが吹っ切れたかのように、あることを言いました。
それは、好きな人がいる、ということです。
大和の言葉に驚く姉弟。
大和は、本人の意思を聞かずに物事をすすめるのは良くない、と健太に忠告します。
図星の母親と顔を赤くする姉。
なぜ顔を赤くしているのか気になる健太。
その時大和は、明香里に伝えた、折り返し電話をする、と言ってしまったことに恥ずかしくなり頭を抱えます。
長く時間を置いていることに、罪悪感を感じる大和。
明香里の笑顔と共に、大和は愚かさを感じました。
帰宅しようとする大和を健太は呼び止めます。
そして、好きな人が誰か尋ねる健太。
教えたら何をするのか、気になる大和に、健太はただ知りたいだけ、と言いました。
ただ健太の隣では、姉が悲しさのあまり号泣しています。
さりげなくお礼を言う大和。
洗い物をしながら姉を気にかける健太の母親。
母親は、大和に姉を黙ってすすめたことを姉に詫びました。
まさか好きな人がいるとは思わなかった、と話す母親。
しかし、姉はそのことに気づいていました。
なによりも大和に気持ちを伝えるつもりも、そのような関係になるまでもなく、大和には少しも心を許してもらえなかった、と話す姉。
それでも、気持ちを伝える 前に、断られたことに姉は落ち込みました。
歩きながら帰宅する大和は、健太の家族の仲睦まじい姿を思い出します。
そして、大和はあの事故のあとに起きた家族との諍いが頭を駆け巡りました。
それは、沙羅が亡くなったのは、大和が原因であり、代わりに大和が亡くなればよかった、と泣き叫ぶ大和の母親の姿でした。
食器の破片で顔に怪我をしながら、涙を流す大和。
明香里の言葉で現実に引き戻された大和は、この関係を長引かせる理由がない、と気持ちを決めました。
8年の時が流れて、ある家にやって来た大和。
扉を開けようとすると、中から若い男性が出ていきます。
扉にぶつかった大和を男性は、邪魔そうに見ました。
その男性が愛想のないことが、以前と変わらない、と大和は思います。
そんな大和の後ろから、大和を呼ぶ声が聞こえました。
振り向いた大和は、8年の間を空けて母親と対面します。
3.まずは片想いから【第63話】感想と次回【第64話】考察予想
沙羅が亡くなった原因とは、何だろう・・・。
- 次回が気になる方はこちらから↓
4.まとめ
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