「まずは片思いから」は作家gillzoneさんの作品です。
2.まずは片想いから【第69話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・ちゅう
そばを離れようとする大和の袖を明香里は掴みます。
上目遣いで大和に気持ちを伝える明香里。
顔を紅くしながら、こちらを見つめる明香里から目が離せない大和は、明香里との距離を一歩近づけます。
お互いに容易に触れることができる距離に二人は立ちました。
明香里の顔に手を添える大和。
手に促されて顔を上げた明香里は、大和の呼吸を感じ取ります。
言葉を交わさずとも、理解できた一連の流れに明香里は身を任せようとしました。
まぶたを閉じた明香里の行動に、大和は少し躊躇います。
そして、危うく口づけをしそうになったことに大和は危機を感じました。
そのため、明香里が自分を受け入れようとしたことを少し責める大和は、明香里の肩に額を乗せて気持ちを整えます。
身を縮めながら明香里は、もし口づけを中断しほしくない、と言えばどうしたのか大和に聞きました。
思わず顔を紅くした大和。
大和の耳を触る明香里は、耳がとても熱いため、大和も緊張しているのでは、と話します。
室内の温度が高いため、と苦し紛れの嘘を伝える大和。
しかし、明香里は先ほどまで雨で濡れていたため寒いはず、と言い返しました。
耳を掴む明香里の手を握った大和は、冗談は止めてほしい、と言います。
そして、明香里の額に口を添えた大和。
大和は、この瞬間だけでも危険を冒している、と伝えました。
風呂に入ってくるため、くつろいでおくよう、大和は明香里に伝え部屋を出ます。
一人になった明香里は、大和の寝台の力なく座り込みました。
口を両手で覆いながら、恥ずかしさが込み上げる明香里は、大和が口づけを躊躇ってくれなければ大変なことになっていた、と全身を使って動揺します。
大和の寝台で髪を振り乱した明香里は、それでも口づけをしてほしかった、と考えていました。
服のまま水を浴びる大和は、頭を冷やしていました。
そして、自分に気を引き締めるよう訴えます。
雨も上がったため、ご飯に行こう、と話す大和は二人きりで、部屋にいるのは危険と感じたための妙案でした。
・おかしな電話
飲食店にやって来た二人。
席に着いた明香里は、長い髪をくくりながら大和と話をします。
ふと飲食店に設置されたテレビに目が向いた明香里。
そのテレビでは、恋愛ドラマが流れていました。
男女がとても長い間、お互いの口を確かめ合う場面から、明香里は目が離せません。
口づけの雰囲気を感じ取った明香里は、途端に恥ずかしくなります。
明香里の様子から何を見ているのか、明香里が見ている方を見ようとする大和。
明香里は、顔を向けようとする大和の顔を両手で押さえ、それを阻止しました。
何を注文するのか、と大和は明香里に聞きます。
明香里は、大和がお酒を好きかどうか、聞きました。
大和は、どちらでもない、と話しつつ、なぜそのようなことを聞くのか明香里に、言います。
明香里は、いずれ大和とお酒を酌み交わすことが楽しみ、と話します。
明香里がまだ高校生である、と話す大和に明香里は、あと少しで飲めるようになる、と笑顔で言いました。
もう少しで大人になれる、と楽しそうな明香里に、大和は甘いジュースを飲むか聞きます。
元気よく、「飲む」、と返事をした明香里の無邪気な態度に、大和は思わず笑ってしまいます。
なぜ笑うのか聞く明香里に、大和は明香里の反応が魅力的だったため、と答えました。
自分のことを未成年として扱ってくる大和と、部屋で口づけをしようとした大和の態度に疑問を感じる明香里。
しかし、あれこれと考えるのは止めよう、と明香里は自分に言い聞かせました。
食事を終え、飲食店を出る二人。
大和は明香里のスマホが鳴っていることを教えます。
紘からの電話に出た明香里は、会話を始めます。
紘は明香里がどこにいるのか聞きました。
明香里は、遠い場所、と答えます。
紘は、明香里が大和といることに気づきます。
いつ帰るのか、紘は明香里に確認しました。
明香里は、帰りの切符も買ってあるため、日帰りであることを伝えます。
淡々と言葉を話す紘は、明香里に楽しむよう、伝え電話を切りました。
紘の声の様子から、何かがきになる明香里。
スマホを机に置き、天井を見上げる紘は、父親の言葉を思い出します。
それは、傷みを忘れている、という言葉でした。
3.まずは片想いから【第69話】感想と次回【第70話】考察予想
紘の一大事!?
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4.まとめ
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