「まずは片思いから」は作家gillzoneさんの作品です。
2.まずは片想いから【第81話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・さようなら
明香里から聞いた番号と数字を入力する紘。
マウスを動かした胃紘は、パソコンに繋がれたイヤホンに流れてくる音源を聞きます。
項垂れる紘。
明香里の帰りも遅いことが気になるせりに大和は、大丈夫と答えます。
そして、明香里が何の心配もなく過ごせる部屋として、もう少し明香里と生活してほしい、と大和はせりにお願いします。
飲み物を口に含みながらせりは、問題ないため明香里にはこの部屋を使ってもらって構わない、と答えました。
明香里がこの部屋にいれば、大和にも会うことができるため、とせりは話します。
帰宅する旨を伝え立ち上がる大和を呼び止めるせり。
せりは、大和がここまで明香里に世話を焼くとは夢にも思わなかったが、これまでの経緯で理解したことがある、と話しました。
それは、大和が自分に行ってきたのは全て、自分を遠ざけるための手段であった、とせりは気がつきました。
黙る大和に、せりは質問します。
それは、恋人同士になるつもりがないはずの大和が、いつまでも自分のそばにいた理由についてでした。
大和はこれまで、猫の世話も含め全て願いを聞いてくれた理由を聞くせり。
黙りつつも、何かを話そうとする大和の言葉を遮って、せりは自分で答えを切り出します。
それは、「罪悪感」によるためだろう、とせりは言いました。
自分を遠ざけるには、恩がありすぎるため簡単に切り離すことができなかった、とせりは大和に突きつけます。
せりの言葉に同調する大和。
大和に近づいたせりは、大和の胸元を掴み、自分を無碍にする大和に怒りました。
恋人同士になる事以外なら全て聞き入れてくれる、という意味を持つ大和の行動に腹を立てるせり。
しかし、何も言わず自分を見る大和に、根負けしたせりは、あることを話します。
それは、自分が大和から自ら離れていくことを大和は気づいている、ということでした。
薄情な男性、とため息をつくせりは、明香里のことは自分が必ず世話をする、と宣言します。
・片想い
そして、大和に別れの挨拶をしたせり。
大和に片想いをしていたせりは、大和が自分に対しては冷酷であったとしても、他の誰かには優しい人間に思われていることに、気がつきました。
さらに、大和が優しくする人物を知って、何ともいえない気持ちになるせり。
せりの好きな食べ物が分からなかったため、大量に食品を購入してきた明香里。
あまりの多さに驚くせりは、買ってきた食べ物が自分も買うような商品ばかりで、明香里と気が合う、と自覚します。
明香里は、自分で考案した飲み物をせりに用意しました。
明香里の勧めでその飲み物を口にするせりは、あまりの美味しさに驚きました。
落ち着きを取り戻したせりは、明香里に提案します。
それは、一時ではなくこのまま長く、一緒に暮らさないかどうか、でした。
明香里と関わることで、大和がなぜ明香里に好意を持ったのか気がつきた気がしたせり。
ある日まで、せりの家に住むことになった明香里。
普段通り生活する紘は、そのときが来るまで耐える決心をします。
夏休みが終わり制服に着替え終えた明香里は、紘の家に赴き、飲み物を準備していました。
明香里の存在に気がついた義母は、懲りずに戻ってきた明香里に手を上げようとします。
自分に振りかざされた手を掴み押さえる明香里。
明香里の態度に腹が立つ義母は、明香里が原因で紘が全く勉強をせず性格が変わってしまった、と怒りをぶつけました。
義父だけではなく、紘も誘惑した、と明香里を責める義母は、本当の両親に申し訳ないと思わないのか、と侮辱します。
義母に飲み物をかける明香里は、義母が自分に申し訳ない気持ちだったらどうしようか、と迷っていたが、その心配も無用だった、と安心した気持ちを言葉にしました。
義母にこれまでのお礼と永遠の別れをする明香里。
いつもの同僚たちと大笑いする義父の部屋に、呼び出された女性。
椅子に座るよう女性は促されます。
その部屋にもう一組来客がありました。
義父が「飯島拓郎」と知った上で部屋に入ってきたのは、警察でした。
3.まずは片想いから【第81話】感想と次回【第82話】考察予想
紘の決断!?
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4.まとめ
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