「見える子ちゃん」は作家泉朝授さんの作品です。
いつのまにか、ユリアもミコとハナと共に、行動していることに気がつきました。
2.見える子ちゃん【第18話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・偽りの恐怖
行きつけのドーナツ屋にて行われる催しに参加しようとするミコとハナ、ユリア。
一番、参加に対する意欲が高いのはハナでした。
その理由は、催しである恐怖屋敷に入り、中でスタンプを得ることでドーナツが無料で進呈されるからでした。
食べ物に目がないハナは、参加しないわけにはいかないものの、少し怯えています。
ミコは、そんなハナに付き添うことで、日常に見える幽霊に対する免疫力を高めようと考えました。
アトラクションにしては、クオリティの高い恐怖屋敷にハナは涙目になります。
しかし、ミコとハナは普段から本物を相手に見ているため、物怖じしません。
そこに、オーバーオールを身につけて斧を振りかざし、紙袋を被ったエキストラが現われます。
そのエキストラの存在に、思わずユリアも驚いてしまいました。
なぜなら、ユリアの想像していた恐怖は日本風でしたが、登場したのは外国風であったからでした。
一方でミコも催しの内容に怖さを感じつつも、内から湧き起こる怖さとまでは感じていません。
催しの内容よりも、ミコはハナの叫び声に驚いていました。
ミコは、以前二人で行った廃れたビルと同じと考えればいい、とハナに助言します。
二人の会話を聞いていたユリアは、唖然としました。
なぜなら、その廃れたビルは、ユリアのような「見える」体質である人も近づこうとしないことで有名なスポットだからでした。
その場所に二人で赴き、幽霊を引き寄せやすいハナと共同してミコが幽霊を浄化したのではないか、とユリアは妄想を膨らませます。
ミコとハナが侮れない、とユリアは感じました。
・楽しい悲鳴
次々と現われる外国風の恐怖に逃げ惑う3人。
何度も逃げるうちに、ミコはあることに気づきます。
それは、ハナのように声をだして「恐怖」に対して悲鳴を上げても大丈夫なことでした。
思いっきり悲鳴を上げるミコは、普段から我慢していた「見える」ことに対する感情を隠すことなく解き放ちます。
悲鳴を上げながらも笑顔なミコに、ユリアは恐怖を感じ動揺しました。
ハナにとって必死の思いでたどり着いた、スタンプの設置された場所は、催しに比べると簡素でした。
そこに現われたジャージを着た頭の大きな濡れ髪に、ミコは声をかけられます。
催しの続きとして、楽しもうとミコは声を上げようとします。
しかし、先ほどまで怯えていたハナが、それを前にしても何も反応を示しません。
そのことから、それが「見える」ミコにしか見えない本物の幽霊とミコは気づきました。
思わず反応してしまいそうになるとこだったミコ。
しかし、その本物はいつまでも付いて来ようとします。
後ろを振り向き、口を開けるハナは、催しの恐怖全員が背後に集合しているのを目撃しました。
催しの恐怖たちに紛れて追いかけてくる本物の幽霊。
ハナにつられて逃げるミコは、思い切って普段から言いたかったことを見えていないように本物の幽霊に言いました。
それは、自分に近づかないでほしい、という要望です。
ミコの言葉に、一瞬目をそらした本物の幽霊。
ミコは、直接本物に向かって気持ちを伝えられたことに歓喜します。
ついに脱出することに成功できたハナは、景品のドーナツに感動しました。
当初の目的とは違ったものの少しだけ気持ちが晴れ晴れしたミコ。
同じく「見える」ユリアも、今回の催し内の出来事について共感してくれているはず、とミコは思います。
今度は本格的な幽霊屋敷を体験したい、とミコはユリアにささやきます。
ミコの言葉の意味が理解できないユリア。
3.見える子ちゃん【第18話】感想と次回【第19話】考察予想
ミコが初めて素直に恐怖を表現できて良かったです。
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4.まとめ
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