「見える子ちゃん」は作家泉朝授さんの作品です。
間一髪のミコでした。
何も見えないハナは、いつもミコを助けてくれます。
2.見える子ちゃん【第20話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・空腹
保険室にやって来たユリア。
偶然、廊下で見かけたミコとハナが気になり、ユリアは付いてきました。
挙動不審なユリアに代わって、保険室の先生は「友達」の休む場所を示します。
区切られたカーテンを開けると、そこには寝台にいるハナと側に座るミコの姿がありました。
ハナの容体を心配するユリアに、ミコは原因を説明します。
その原因は、朝と昼の間に食べるはずのご飯を食べていないためでした。
理解できないながらも、ユリアはハナにお菓子を差し出します。
一瞬のうちに平らげてしまうハナは、幸せそうです。
そして、食べることで生存エネルギーがみなぎるハナに、ユリアは気がつきました。
そのことをユリアは、「見える」ことについて何も知らないハナに、うっかり話してしまいます。
ハナは、ユリアの言葉を違う意味に解釈しました。
焦るユリアは、ミコの視線に気がつきます。
きっとミコは怒っていると、ユリアは心配になります。
一方、ユリアを睨んでるようなミコ。
実は、ユリアの側にいる幽霊が気になっただけでした。
ユリアの言葉の端々から、その幽霊の存在にユリアが気がついていない、とミコは思います。
ともあれ、ミコはユリアのハナに対する発言が少し気になりました。
それは、ハナには、満ちあふれた生存エネルギーがあることでした。
もともと、ハナの周りには幽霊が集まりやすいと知っていたミコ。
その体質ゆえに、ハナの空腹を感じる回数が多いかもしれない、と疑問に思います。
それとも、新任の先生が原因・・・と考えを巡らせます。
その場を後にしようとすユリアは、そんなミコの曇った表情に驚きました。
ミコから保険室の外で話がある、と呼び出されるユリアは、怒られるかもしれない、と察し適当な理由で逃れました。
・あと何回?
放課後、移動販売の店で買った食べ物を頬張るハナ。
人々が行き交う広場のベンチにハナとミコは座ります。
何も見えないハナは、穏やかな風景を楽しんでいます。
しかし、その穏やかな風景の中にも幽霊が潜んでいることに、見えるミコは気がついていました。
ユリアと違い、ミコにはハナの生命エネルギーが見えません。
自分が幽霊を見える前から、ハナにはそのような体質があったかもしれない、とミコは思います。
しかし、そうであったとしてもこの度のように、ハナの具合が悪くなったことはありませんでした。
やはり、その原因が新任の先生である、善の影響かもしれない、とミコは心配になります。
ミコがいつもと違うことに、ハナは気がつき声をかけます。
冗談で返答したミコ。
二人の前を通り過ぎる親子。
親に幽霊が何かをささやいていました。
風船を持つ少年は、ミコとハナに微笑んでいました。
ミコが手を振ると、少年の雰囲気が変ります。
幽霊のように突如変貌した少年は、一瞬でミコの前に迫りました。
少年は、ミコに襲いかかろうします。
その少年を神社で現われた神様?の側使いの二人組が、再び現われ撃退しました。
一度だけでは倒すことができなかったものの、少年を退治してくれた側使いたち。
その側使いは、理解できない言葉を発しながら、指を2本立てて姿を消します。
何も見えないハナは、あいかわらずのどかな風景を楽しんでいました。
一方で、ミコは以前神様?が発した理解できる言葉《さんかい》について考えます。
そして、それが自分を守ってくれる回数かもしれない、と残された回数を知り焦りを感じました。
3.見える子ちゃん【第20話】感想と次回【第21話】考察予想
少年が急に幽霊になった描写は、とても怖かったです。
深夜に読むと怖くて、思わずページを閉じてしまいそうです。
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4.まとめ
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