「見える子ちゃん」は作家泉朝授さんの作品です。
「見える子ちゃん」の話の中でかなり上位に入るくらい、前回の幽霊の描写は怖かったです。
2.見える子ちゃん【第21話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・善と母
子供の頃の善は、テストでほぼ満点を取り、玄関先で母親に報告していました。
母親もまた、ほぼ満点なテストに目を向けます。
友達の誕生会に向かうため、家から出かけてもいいか、許可を取る善。
しかし、母親は満点を取り損なった原因をしつこく追求しました。
謝る善を外で待つ友達が急かします。
外で待つ友達を認知している母親。
しかし、善が向かおうとしている誕生会の主催者について母親は知りませんでした。
そのことでさらに、善に対する尋問を母親は加速させます。
誕生日の主催者のために、贈り物まで用意していた善は、母親に何としてでも参加させてほしい、と懇願します。
母親は、言葉では許可を出します。
しかし、その言葉の後にあることを付け加えました。
それは、善の父親のように善もまた、離れていくことに対する嫌みでした。
その発言のあと、母親は善に自分で誕生会に参加する意思を決定させます。
外で待つ友達に、誕生会に行かないことを謝る善。
ベンチで用意した贈り物を地面に善は投げつけます。
足で潰れるまで踏みつける善は、側にやって来た子猫に視線を向けました・・・。
・飛び出す体
相変わらず、善の授業を受けるハナの空腹は止まりません。
そんなハナを心配したミコは、ある行動に出ます。
いつもなら一緒に帰るハナとミコは、別に行動しました。
その理由は、生徒と同じ時間帯に帰る善を尾行することでした。
日に日に増える善の周りの獣の幽霊やハナの容体の悪化を恐れたミコ。
ハナに元気を取り戻してもらうため、善の中から現われる幽霊に怯えつつもミコは、奮闘します。
気づかれないように、そして怖がらないようにミコは気をつけます。
怖がってはいけない理由は、残り1回かもしれないお助けがやってくるかもしれないからでした。
それでも尾行するのは、善の影響でハナの具合が悪いことを裏付ける確かな情報が欲しいためです。
見えることで気づかれないように跡を辿り、万が一善の不可解な行動を目にすれば警察にミコは伝えるつもりでした。
だんだんと人がいない場所へ足を運ぶ善。
痩せ細った子猫の前で、善は足を止めます。
触ろうとする善を見たミコは、すぐさま通報しようとしました。
しかし、ミコは直接、善の行動を声で阻止しました。
通報をしている間に、猫が被害を受けることをミコは恐れたためです。
そのミコの言葉で、善は以前にもミコに会ったことを思い出します。
その瞬間、善の中から現われた幽霊。
猫は走り出しミコの腕に収りました。
ミコに、以前の時同様、善は猫をくれるよう催促します。
恐怖を感じたミコは、猫を抱いたまま走って逃げます。
躓いてこけてしまったミコの背後には、依然として善がいました。
善は、ミコの行動理由について問いただしています。
ミコの腕から飛び出した猫は、車道に出てしまいひかれそうになりました。
しかし、そんな猫を車から守るために飛び出したのは、善でした。
3.見える子ちゃん【第21話】感想と次回【第22-①話】考察予想
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4.まとめ
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