【第22-①話】見える子ちゃん、感想・ネタバレ 心優しい善を支配している母親の存在

見える子ちゃん

「見える子ちゃん」は作家泉朝授さんの作品です。

決定的瞬間を目撃したミコ。

通報しようとするが、子猫の安否を心配し思わず善に声をかけてしまいます。

それがきっかけで善に行動理由を問われたミコは・・・。

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1.見える子ちゃん【第22-①話】考察予想と感想

子猫を助けるために、車道に飛び出した時の善の表情は、別人でした。

あの顔は、絶対猫を助ける意思がある顔だと思います。


2.見える子ちゃん【第22-①話】ネタバレとあらすじ

※ネタバレ注意!!

・猫との思い出

贈り物を踏みつけていた子供の頃の善に近寄る子猫。

その子猫を善は連れて帰り、家の物置でご飯をあげ面倒を見ます

猫について本で調べたり、遊んだりすることで子猫に親しみを覚える善

しかし、ある日物置から子猫が姿を消しました。

その原因は、善の母親が子猫を捨てたためでした。

再び自分に対して秘密を抱えていた善に母親は冷たく憤ります。

否定する言葉を放ちながら、母親は善を支配しようとします。

そんな母親からの言葉を聞きながら、善は涙を流しました。

・ケガの理由

猫を助けるため車の前に飛び込みケガをした善は、病院のベッドの上にいました。

付き添ったミコに、善は子猫の安否を聞きます。

子猫は、無事であることをミコは伝えました。

安心する善に、ミコは本心を話します。

それは、善が猫に悪さをしているかもしれない、と疑っていたことを言いました。

反対に、善はミコが近所で起きている動物被害の加害者ではないかと、疑っていました

その理由に、自分のあとを追いかけたり、授業での態度も怪しかった、と善は話します。

図星で何も言い返せないミコは、善の人気のない場所に行く理由が、見守るためだった、と気がつきます。

そして、無数の動物の幽霊が善の周りにいる理由もミコは察しました。

善は、ミコに保護した子猫を譲渡する際は、注意が必要と促します。

そして、最良な人物がいると善の見舞いにやって来た動物病院に務める「サトル」を紹介しました。

サトルは、善の見舞いに来ていたミコの存在に驚きます。

病室を出たミコは、サトルに善について聞きました。

サトルは、善とは小学校からの付き合いであり、善は人に感心を示さない性格をミコに話しました。

そして、善が動物のためにケガをしたことも不思議に思わなかった、と伝えます。

そこまで猫が好きならば、善はどうして自分で面倒を見ないのか、ミコはサトルに聞きました。

その返答に、サトルは善の母親の存在を語ります。

保護していた子猫を母親に、辛辣に扱われた事件をサトルは、ミコに伝えます。

そのことが、影響して善は猫と暮らすことを未だに選べません。

母親の度が過ぎた対応に、サトルもまた怖さを感じていました

善なりに、猫に関わろうとしているものの、未だに母親からの呪縛を受けているはず、とサトルは感じていました。

3.見える子ちゃん【第22-①話】感想と次回【第22-②話】考察予想

善の中から出てくる幽霊は、母親のようでした。

言われてみれば、母親に似ています。

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4.まとめ

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