「見える子ちゃん」は作家泉朝授さんの作品です。
正直、ミツエが登場するのはミコたちに数珠を渡す時だけだと思っていました。
2.見える子ちゃん【第28-①話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・たどり着けるかどうか
木の根本に紙垂(しで)と液体の入ったコップの様子を伺うミツエ。
ミツエが昨晩置いたその液体は、濁っていました。
その早さに驚くミツエは、再び液体を入れて木の根本に置きます。
その瞬間から、やはり今いる山の危険性を感じます。
そして、今の自分ならもしかすれば目的の場所まで行けるかもしれない、とミツエは考えていました。
それと同時に、写真に写るミコとハナの安否を心配します。
空気が淀むことを感じたミツエは、どこからともなく聞こえてきた鈴の音の方へ走り出します。
・野菜に見立てて
ファミリーレストランにやって来たミコとミツエ。
ミツエは、高カロリーな料理を食べて幸せを感じていました。
よく食べるそのメニューの良さを話すミツエは、量の少ない料理を食べるミコを気にかけます。
ミコは、改めてミツエに山中でのことを感謝しました。
ミツエは、自分がかつてゴッドマザーと呼ばれていたことを話し、呼び方は何でもいい、と伝えます。
ミコは、思いきってミツエが幽閉を見えているのか聞こうとしました。
しかし、近くに人が通ろうとしたため、ミコは口をつぐみます。
そんなミコが、これまで誰にも「見える」ことについて話さず隠してきたことをミツエは察しました。
以前もミコがハナの前でも何も話さなかったことをミツエは思い出し、ミコの気持ちを理解します。
そこで、ミツエは料理に付いてきた野菜をミコとミツエ、そして幽霊に見立ててナフキンの上に置きました。
ファミリーレストラン内には、複数の幽霊がいました。
ミツエは、この近辺はよく幽霊が集まる場所であることを伝え、ミコがどのような感じで幽霊が見えているのか聞きます。
言葉を発しないミコは、幽霊に見立てた野菜を転がします。
その幽霊は、ミコとミツエのすぐそばにいました。
ミツエには見えていないその幽霊の存在のために、ミコはずっと口を閉じたままのようでした。
そして、その幽霊がいつからいたのか問いかけるミツエに、ミコは店の幽霊であることを伝えます。
そして、幽霊が過ぎたことを知らせるため、幽霊に見立てた野菜を動かします。
ミツエは、店にいる幽霊には悪意がないことを話しました。
これからどうすればいいかわからないミコは、ミツエに相談します。
そんなミコに、ミツエは二人が写った写真を見せました。
3.見える子ちゃん【第28-①話】感想と次回【第28-②話】考察予想
ミツエより「見える」ミコ・・・。
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4.まとめ
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