「見える子ちゃん」は作家泉朝授さんの作品です。
前回の話しでは、恭介の姉を思いすぎる一面が如実に出てました!
姉を守るために友達に相談したり、尾行したり、ついにはお風呂にも一緒にはいって!?
恭介の勘違いっぷりに思わず笑ってしまうシーンがありました。
2.見える子ちゃん【第9話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・日常生活にも潜む・・・
ミコとハナは期間限定のデザートを求めてコンビニにやってきました。
去年もあって再販されたデザートを食べ損ねたミコは、今年は食べられると嬉しそうです。
レジに並ぶとハナはヤキソバパンをら買い忘れたようで、レジから離れました。
「カロリーが全部胸に・・・」と羨ましいと思いつつ、お会計をするミコは金額140円を用意しようと財布を覗いてると・・・
≪103円です≫
えっ?とレジに目を向けるとそこには、店員の格好をした幽霊が!!
「140円です」と人間の店員が言う中、ひたすら謎の金額を言い続ける幽霊・・・見えていないように振る舞うため壁の広告のはんぺんを買うことにしました。
帰り道、ハナにはんぺんをあげるミコでした。
・家の中でも、実は・・・!?
毎朝起きると、ミコは思うことがあります・・・今日は見えませんように、と。
カーテンを開けるとごみ捨て場には、かなり恐怖なスタイルの幽霊がいます。
「今日もいい天気!」と見えないふりをするミコは、ますます幽霊が見えるようになっている気がすると考えてしまいました。
いつからあのごみ捨て場にいるんだろう?と考えそうになりますが、もっと楽しいことを考えるようにしよう!と決めるミコ。
昨日買ったデザートを朝たべてしまおう!とワクワクしながら階段を降りるミコは家族の待つリビングへ。
ガチャッ。
!!!!
テーブルを囲うお父さん、お母さん、弟の恭介・・・と幽霊!
「起きた?おはよう」
「早く食べて遅刻するよ」
≪ちこくスルよ≫
顔色の悪いミコに家族は心配して声をかけます。
寝不足?怖い夢?彼氏にフラれた?えっ!彼氏いるの?・・・家族の会話の中で幽霊は単語を復唱していました。
なんでもない、と応えるミコの前で、幽霊は朝食をペロリとなめました。
恭介が冷蔵庫のプリンは、名前を書いておかないとまたお父さんに食べられてケンカになるよ、と忠告します。
去年の話をむし返すなよ、とお父さんが去年に話しかけました。
≪プリン、プリン≫
朝食を食べ終えたミコは、冷蔵庫のプリンを持ち・・・
学校に行くミコと恭介を見送るためお母さんとお父さん、幽霊が立っています。
振り返るミコにお父さんは、「忘れ物?」と聞きますが、ミコは無言で通りすぎある部屋の扉を開けお父さんの仏壇の前にプリンを供えました。
「くれるの?」とお父さん。
勝手に食べたことをずっと謝りたかった、仲直りまだだったよね・・・のお父さんの言葉に返事をせず、「行ってきます」と涙ぐむミコでした。
3.見える子ちゃん【第9話】感想と次回【第10話】考察予想
お父さん・・・亡くなってたのですね。
今回の話しは、少し切ない内容でした。
どんどん霊感が強くなるミコには、ついにお父さんまで見えるようになりました。
いいことなのかどうなのか、幽霊のお父さんに対しても見えないように振る舞う努力をするミコは健気でした。
それとも、思春期ならではのお父さんとの娘の距離感だったのでしょうか。
誰でも起こることではあると思いますが、少し違うのは、その二人の関係が見えるか見えないかの違いです。
4.まとめ
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