【第12-②話】屍牙姫、感想・ネタバレ 人としての最期を迎えた千晶の言葉「ありがとう」

屍牙姫

「屍牙姫」は佐藤洋寿さんの作品です。

ムサシに止めを刺そうとする修の前に現れたのは、千晶でした。


勝敗はついた、と言う千晶は自らの心臓を取り出します。


「もう復活することはない・・・」と語る千晶の真意とは!?


  • まだ前話を読んでいない方はこちらから↓

1.屍牙姫【第12-②話】考察予想と感想

これまで心臓が狩りの対象だと思っていましたが、人間の姿に戻ることや飢えをしのぐためなら、血だけでもいいのかもしれません。

美輪子が心臓を求めるのは、一番美味しいからでしょうか?

2.屍牙姫【第12-②話】ネタバレとあらすじ

※ネタバレ注意!!

・人としての最期


早く心臓を狩るように修にお願いする千晶。


なぜ千晶が、使い魔をかばい、血を絶ち、心臓を狩れと言うのか修はわかりませんでした。


ムサシが亡くなったとしても涙が出ず、太陽を避け、血を飲んで長く生きることに千晶は疲れたようです。

早くしないと心臓さえも、餓えでなくなってしまうと千晶は修を急かします。


それでもためらう修に一瞬化物となった千晶。


恐ろしくなり、千晶の首を修は跳ねました。


その千晶の顔は、人間の顔となり「ありがとう」とお礼を言います。



人間の姿に戻っているムサシの顔と千晶を見て、膝を落とす修。


首を跳ねられてもまだ生きていた千晶は、「これまで恐れていたのが、こんなに・・・」とやっと幕が降りることに安心しているようです。


・「美輪子様・・・」

千晶が昔、人間だったことを知った修。

修が、ムサシや自分たちを哀れんでいるように見えた千晶。


まだ修の心の大部分が人間であることを千晶は悟ります。


しかし、美輪子の使い魔ならそう思ってもいられなくなる・・・と千晶は言います。


修に、「安らかな眠りが来ることを願う・・・」と良い終えた千晶は絶命しました。



無事に心臓を持って帰ってきた修を美輪子は心配していました。

さっそく心臓をもらうため、服を脱ぎ裸になる美輪子。


「お前なんか・・・」と呟く修に美輪子は、「使い魔なら・・・」と言います。



その言葉に恐怖を感じた修は、跪き「美輪子様」と心臓を捧げました。



3.屍牙姫【第12-②話】感想と次回【第13-①話】考察予想

長生きしたいとは思いますが、実際ずっと生きているのも辛いようでした。

血族となり、日差しを避けて血を飲む生活に千晶は疲れたため、ためらいなく修に心臓を捧げたようです。



永遠の命を修もまたこれか、生きていくのでしょうか?


4.まとめ

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