「半妖の夜叉姫」は作家高橋留美子さんの作品です。
話が逸れたエピソードかと思えば、初めの物語に繋がっていました。
2.半妖の夜叉姫【第20話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・隠された里
せつなとわは雲母に乗ってあるところへ向かいました。
それは、半妖の里と呼ばれる山奥です。
何もないとされる里の存在をせつなはたまに、見回りをしていました。
せつなの一番古い記憶は、燃え尽きた山の跡でした。
その頃のせつなは、4歳であり一人にしてしまったことを謝るとわ。
しかし、せつなは一人で暮らしていたわけではない、と話始めます。
聞き覚えのある声(邪見)に誘われて、阿吽(あうん)に乗り連れてこられたのが、この半妖の里でした。
そこには、結界が施されており、中から自分が何者かについて問われるせつなは、包みを渡します。
その邪見から預かった包みの中身には、金貨とせつなを「たのむ」とだけ書かれていました。
結界を張っている紫織と呼ばれる者がせつなを招き入れます。
里には、半妖ばかり住んでおり、結界によって平穏に暮らしていました。
昼は食料調達、夜は結界の中に隠れ、読み書き数勘定もせつなは、そこで教わります。
たびたび、せつな宛に贈り物がありました。
小刀とともに、「風をきれ」と書かれていたため、素直に従い、「水をきれ」の場合、何度か試すうちにコツを掴むせつな。
たまに妖怪が里を狙ってやって来たが、大概結界に阻まれて諦めていく、しかし中にはしつこい妖怪もいたため、協力して撃破することもあった、とせつなは話します。
敵であったとしても、紫織はいつも悲しい顔をしており、もっと住み良い世界になればいい、と紫織は考えていたようでした。
6年後、新しい手紙には生まれた村へとせつなを帰すよう書かれていました。
断るせつなに、居場所があるなら人間の世界を知ることも大切であると紫織は、伝えます。
村で野党にとどめを刺そうとするせつなを楓が止めました。
楓は、まだ幼いせつなにそんなことはさせたくない、と手を握ります。
しかし、半妖であるため、その気持ちを受け入れなれないせつなは、距離を置き、村での生活は少しの間だけでした。
これからも里で暮らそうと思っていたせつな。
・守る故郷
紫織もまた半妖であるため、妖気を失う日に、結界をはることができません。
半妖の住む里を知っている蛾々御前は、人間に飽きて旨い半妖を食べるため、やって来ました。
そんな蛾々御前を弥勒と八右衛門は、木陰から退治するため、機会を狙っています。
鼻が誰よりも効くせつなもまた、蛾々御前一向が全員妖怪であり、厄介だと思いました。
その理由は、蛾々御前が紫織の妖気を失う蝕の日を理解した上で襲おうとしていることでした。
先に攻撃をしかけた弥勒は、蛾々御前と対峙しますが、強く投げられた衝撃で気を失ってしまいます。
せつなたちも攻撃をしますが、蛾々御前の圧倒的な力や毒霧の攻撃に、太刀打ちできません。
唯一毒霧に耐性のあるせつなは、一人で立ち向かいますが、蛾々御前の糸の攻撃によって縛られてしまい、身動きを取ることが難しくなります。
他の半妖怪を庇う紫織を襲うため近づく蛾々御前。
危機に陥ったせつなは、絡まっていた糸をいとも簡単に引き剥がします。
そして、刀も使わず爪の力だけで、瞬く間に蛾々御前を倒してしまいました。
その時、せつなは妖怪に変化していました。
訳がわからなくなったせつなは、紫織たちを襲おうとします。
それを止めようとした弥勒に、痺れ薬を嗅がされたせつなは、気を失います。
せつなは、強すぎる妖怪の血に自我を失っていました。
その強すぎる妖怪の血を封印するため、弥勒は術をかけます。
蛾々御前の持っていた長刀を媒介にし、妖怪の血を封印しました。
その後、紫織の後押しがあり、隠れなくても大丈夫なほど強くなったせつなは、半妖の里を旅立ちます。
紫織は、困っている半妖がいれば、この里を教えてあげてほしい、とせつなに託します。
そして、また村に戻ったせつなは、妖怪退治をすることになりました。
まだ、翡翠と弥勒が親子だったことを知らなかったせつな。
普段よりたくさん話をしたせつなにとわは嬉しくなります。
紫織の教え通り、困っている半妖をとわになぞらえて話した、とせつなは、冗談を言います。
困っていない、と話すとわの反応にせつなは、笑ってしまいました。
そこに、再び半妖の郷へ妖怪やって来ます。
問答無用で斬りかかるせつなに、恐れをなした妖怪たちは去っていきました。
せつなが里のために行う優しさに注目するとわ。
指摘されて照れるせつな。
3.半妖の夜叉姫【第20話】感想と次回【第21話】考察予想
大妖怪の血を継いでいるため、他の半妖とはまた違う悩みがある設定が、面白いと思いました。
- 次回が気になる方はこちらから↓
4.まとめ
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