「半妖の夜叉姫」は作家高橋留美子さんの作品です。
ついに、最終話・・・。
どうやって話が終息するのか、気になります!
半妖の夜叉姫が終わると、しばらく喪失感に苛まれそうです。
2.半妖の夜叉姫【第24話】ネタバレとあらすじ
※ネタバレ注意!!
・思い出と休息
ルールに従わなければ、異物とされることにとわは、うんざりしていました。
そんな自分と是露が似ている、ととわは思います。
見失っていたことに気づいた是露は、大将の言葉通り麒麟丸のためではなく、自分を貫くため、夜叉姫を始末しようと真珠を集めようとしました。
上空から現れた麒麟丸は、降り立ちます。
雲母が近づきその場から夜叉姫たちを乗せました。
雲母に乗りながら夜叉姫たちは、麒麟丸のただならぬ妖気と隙がない姿に、危険を感じていました。
虹色真珠を集めようとする是露に代わって、天生牙を折ってしまったことを麒麟丸は、謝ります。
謝罪はいらない、と一蹴する殺生丸は爆砕牙さえあれば問題ない、と呟きます。
殺生丸を挑発する是露を麒麟丸は、諌めました。
爆砕牙を抜く殺生丸に、是露は自分を再び斬れば、りんもまた道連れになる、と言いました。
御神木で眠るりんを見守る邪見。
邪見は、りんが泣いていることを心配します。
是露ではなく、殺生丸は麒麟丸を攻撃しました。
あくるの風車を目の前にして追わなかった殺生丸を責めない代わりに、是露を許してほしい、と麒麟丸は攻撃を防ぎながら話します。
いつまでもわめく是露の態度に腹を立てる麒麟丸。
麒麟丸を守るため行ったことや、そもそも珠に願かけをしたことから始まったこの度の件から、麒麟丸は虹色真珠を四方彼方へ飛ばしてしまいます。
そんな麒麟丸の行いと態度から、是露は兄妹の縁を絶つことを決意しました。
蜘蛛の糸を空へ突き刺す是露は、これ以後麒麟丸を兄妹とは思えない、と話し去って行きました。
理玖は、背後から麒麟丸を刺します。
お世話になった是露が浮かばれないため、代わりに傷を与えようとしました。
麒麟丸のお腹に刀を刺し終えた理玖は、虹色真珠の力を使い姿を眩ませます。
雲母からその様子を窺っていたとわは、こんな状態でも理玖と話せないことに寂しさを感じました。
是露を追いかけようとする殺生丸に、麒麟丸は夜叉姫たちの処遇を聞きます。
それに対して、殺生丸は「剛臆の試し」とだけ言いました。
刺さった剣を抜いた麒麟丸は、自ら虫の居どころ悪いことを夜叉姫に伝えます。
仮面を脱ぎ捨てた麒麟丸の顔には、鱗の模様がありました。
以前とわに付けられた傷をなぞる麒麟丸。
そんな麒麟丸に、とわは攻撃します。
せつなの夢を取り戻すため力を尽くすとわ。
せつなも技を繰り出し、もろはも攻撃しますが、術を返されてしまいます。
紅の爆龍破を披露するもろは、しかしそれもまた麒麟丸に反撃されました。
血刀が飛び出し、刀が赤く色づいたせつな。
技が聞かないため、霊力に頼るもろはは、麒麟丸の攻撃で飛ばされてしまいます。
もろはを受け止める雲母。
その頃、夜叉姫と麒麟丸のいる場所に向かう刀々斎に、邪見が話しかけていました。
邪見は、りんが泣いているため早くとわとせつなの元に向かってほしい、と伝えます。
しかし、刀々斎もまた現場に向かっているものの、名刀の出現に間に合わないかもしれない、と言いました。
その名刀の名前は、「ゆかりのたちきり」です。
とわと合いまみえる麒麟丸は、顔に傷をつけた時のとわと今のとわが同じ女と思えない、と侮辱します。
とわは危機に陥ることで、再び妖力を増大させました。
そして、せつなに向かう麒麟丸をとわは、後ろから理玖が初めにつけた傷を広げる形で攻撃します。
血刀が飛び出し、とわが以前付けた傷のあとにさらに傷を負わせたせつな。
怒る麒麟丸は、長刀ごとせつなの体を一刀両断してしまいます。
叫ぶとわは、せつなに駆け寄ります。
せつなは目を開きますが、
胸のあたりは深い傷があり、とわに向かって泣かないでほしい、と呟きました。
双子の姉妹は、幼いころ生活を共にし、仲良しでした。
息もたえだえのせつなは、今の状態に対してただ、眠くなった、ととわに話します。
握りしめるせつなの手が滑り落ちました。
「とわ姉ちゃん・・・」と呟いたせつなの頭には、夢の胡蝶がとまります。
そして、せつなは、「おやすみ・・・」と呼吸を止めました。
・殺生丸の娘
再びせつなの手を離してしまったことに、叫ぶとわ。
そんな二人の様子に、麒麟丸は天生牙なら生き返ったかもしれない、と言葉にします。
妖怪化したもろはは、紅夜叉として麒麟丸に立ち向かいます。
この度のもろはは、妖怪化していても、意識が鮮明で冷静でした。
これが本当の紅夜叉の力かもしれない、ともろは。
犬の大将が亡くなった地であるため、もろはの状態に理由を麒麟丸は、つけました。
とわの背後にもまた、とわの本来の姿を表したかのよつな化身が現れます。
額に三日月の紋が浮かび、とわの髪は、急激に伸びました。
そんなとわの刀からは、蒼龍が飛び出そうとしています。
蒼龍は、麒麟丸に襲いかかりました。
術をとなえる麒麟丸は、とわともろはの攻撃を防ぎます。
とわの攻撃が、殺生丸の造り出した技であるが、双頭の青龍となったことは、とわによって造られたもの、と麒麟丸は説明しました。
紅龍破ももろはの意思しか言うことを聞かないことから、二人の攻撃を跳ね返すことができない麒麟丸。
押し戻せず攻撃を受けた麒麟丸とその周りは爆発が置きます。
土から這い出たもろはと、妖力によって、せつなと自分を守ったとわ。
これほどまでの妖力を持ちながら半妖であるとわが、暴走しないことに麒麟丸は、驚きます。
せつなの命に対して麒麟丸が見合うものか、とわは秤にかけるため再び攻撃を開始します。
宇宙空間に飛び出すとわ、もろは、麒麟丸。
二つの攻撃を受ける麒麟丸は、喜びました。
徐々にとわともろはの攻撃を防ぎきれず耐えられなくなる麒麟丸。
麒麟丸の妖気を取り込むため、刀を尽き出すとわ。
しかし、麒麟丸の妖気にとわは、耐えられませんでした。
意識を失うとわに、もろは駆け寄りますが麒麟丸によって邪魔されます。
西国の犬の大将以来の闘いに、麒麟丸は感銘しました。
闘いを終えた麒麟丸は、横たわるせつなの名前を忘れられない、と胸に誓います。
麒麟丸が去り、雨が降る中でせつなの近くに座るとは、弱いやつは、守りたいものを守れないやつ、と心に思いました。
泣くとわの目の前に現れた殺生丸は、話しかけますが雨の音で聞こえません。
そして、折れた天生牙を差し出し、とわを名前で呼ぶ殺生丸。
3.半妖の夜叉姫【第24話】感想と次回【第2部】考察予想
最終話、終わってしまいました。
しかし、嬉しいことに第二部が制作決定した、と予告がありました。
話の序盤で是露や殺生丸が離脱した段階で、まだまだ話が続きそうと感じました。
せつなが亡くなってしまったことに、かなり落ち込みます。
そのことが原因で妖怪化したとわが、殺生丸のように額に模様が浮き出たりしたことに、感銘を受けました。
半妖のとわが、甚大な妖力を持っているのもまた、殺生丸の娘だから、という設定が面白かったです。
第二部では、りんが眠る理由や御神木が初めに語っていたとわたちへの依頼、せつなの復帰に期待しています!
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4.まとめ
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